『白猫』や『モンスト』の人気キャラが参戦! 至高の6vs6バトルエンターテインメント『フェスティバトル』CBTレポート
コロプラとMIXIがタッグを組んでリリース予定の新作スマートフォン向けアプリゲーム『フェスティバトル』。本作は、コロプラのアクションRPG『白猫プロジェクト NEW WORLD’S』(以下、『白猫プロジェクト』)や、MIXIのひっぱりハンティングRPG『モンスターストライク』といったタイトルでおなじみのキャラクターたちが一堂に会する、チーム対戦アクションバトルゲームだ。 【画像】見どころ満載な『フェスティバトル』のスクリーンショット 魅力的なキャラクターを意のままに操る爽快感、バラエティ豊かなゲームルールがもたらす戦略性、6vs6の多人数バトルが生む一体感、さらには他のプレイヤーを“観る”楽しみも……と、見どころ満載な本作の魅力について、6月末に開催されたクローズドベータテスト(CBT)でのファーストインプレッションとともにお届けしよう。 ■エンタメを奪われた世界で反逆の狼煙を上げろ! 「フェスティバトル」とは、さまざまな世界の「ヒーロー」が戦う“反逆のバトルエンタテイメント”。本作の舞台「エリジウム」では、あらゆるエンタメが悪とみなされ法律で禁止されていた。そうした現状に疑問を抱き、エンタメの火を絶やすまいと立ち上がったのが「スカイワンダラー」と呼ばれる集団だ。 言ってしまえば「スカイワンダラー」は、“社会に背いてエンタメを実力行使するアウトロー”なのだが、その行いが人々を熱狂させているのもまた事実。「飛行アリーナ」と呼ばれる飛行船に降り立ったプレイヤーは、「ヒーロー」たちを率いる「キャプテン」となって「フェスティバトル」の世界に足を踏み入れるのだった。 ゲーム全体として、明るく楽しげなお祭り騒ぎの雰囲気が漂っており、暗さや重苦しさとは無縁に思える本作だからこそ、物語の根幹に“反逆”というテーマをはらんでいるのは興味深いところ。 こうした本作オリジナルのストーリーに加え、『白猫プロジェクト』や『モンスターストライク』から参戦したキャラクターたちとの交流の模様は、「エピソード」機能内で語られていくようだ。夢のクロスオーバーによって紡がれる「エリジウム」での物語にも注目したい。 ■個人技とチームワークの両面が試される骨太アクションバトル! 本作のバトルは、基本的に、各チーム6名で構成された2チームが勝敗を競う対戦形式。各プレイヤーは事前に選択した「ヒーロー」(キャラクター)1種を操作し、チームメンバーと協力しながら勝利条件の達成を目指すことになる。 バトルの際は横画面に切り替わり、画面左のバーチャルパッドで移動、画面右側をスワイプでカメラ操作、右側をタップすることで通常攻撃が可能だ。 各キャラクターは固有スキルを備えており、くわえてバトル中には「ドロースキル」という使い切りの汎用スキルが獲得できることも。それぞれスキルボタンやカード状のボタンをタップすることで、付近の対象に向かってスキルを即時発動できる。 また、スキルボタンを長押しすることでスキルの効果範囲が表示されるように。長押ししたままスワイプして離すことで、任意の方向(位置)に対してスキルを放てるので、「敵の移動方向を読んで攻撃スキルを偏差撃ちしたい」、「離れた味方に対して回復スキルを使いたい」といった場面で活用したい。 「ヒーロー」には4種のタイプが存在し、それぞれに長所と保有する移動アクションが異なる。アタッカーは高火力で移動アクションはローリング(前転)。ガーディアンは高耐久で移動アクションは攻撃判定を伴うタックル。キャスターは味方の支援が得意で空中ダッシュが可能。ランナーは機動力に長け、長距離ダッシュで敵を撹乱できる。 今回のテストプレイ時点で体験できた対戦ルールは、「チームサバイバル」、「アンテナハック」、「キャノンエスコート」、「クリスタルハンター」の4種類。以下で大まかにルールを説明しておこう。 「チームサバイバル」はいわゆる殲滅戦だが、バトル開始直後は倒されても復活が可能なのはうれしいところ。バトル開始から一定時間が経過すると全プレイヤーが復活不可になり、先に全滅したチームが敗北となる。 「アンテナハック」はステージ内の3箇所に配置されたアンテナを巡る攻防戦。アンテナに近づいてボタンをタップすると数秒でハックが完了、自チームが制圧したことになり、3箇所すべてハックした状態で一定時間アンテナを守り抜いたチームが勝利というルールだ。 「キャノンエスコート」は、特定のルートに従って進むキャノンを相手チームの陣地に押し込む変則型の陣取りゲーム。キャノンは先に修理できたチームのものになり、修理で遅れを取った側のチームはキャノンのHPをゼロにすることで進行を食い止めねばならない。 「クリスタルハンター」は、マップ内に出現するクリスタルを味方と協力して集めるモード。チーム全体で12個以上保有している状態で一定時間経過すると勝利だが、敵に倒された場合、自分が集めたクリスタルが周囲に散らばってしまい、敵に奪われる恐れがある。 どのルールも単純明快だが、モードごとに戦況を大きく揺るがすギミックが用意されているため、しっかり攻略しようと思うと非常に奥深い。 たとえば「アンテナハック」では、バトル中盤に「フルハックマシーン」がステージ上に出現。このオブジェクト、HPはかなり多いのだが、トドメの一撃を入れたほうのチームに全アンテナの制圧状況が上書きされてしまうのだ。 劣勢のチームにとっては紛れもなく一発逆転のチャンスであり、優勢のチームも無視はできないが、いざケアしようと思っても出現からどのくらいのタイミングで、どの程度の人数を割くかは悩みどころ。無数の駆け引きが生まれるポイントだと言えるだろう。 スキルショットの精度や、押し引きの判断力、ステージギミックを生かした立ち回りといった個人技能の部分と、味方との距離感を測る視野、勝利条件を満たすためのオブジェクト管理能力といった大局観が同時に試される本作のバトル。 1戦あたり3~5分程度と試合展開がスピーディーなこともあって、手軽にチームアクションバトルの醍醐味を味わえる。 ■ゲーム内から手軽に実況配信&視聴特典ももらえる「フェスCh」 本作の注目すべき機能のひとつに「フェスCh」がある。こちらはゲーム内にて、自身のプレイ配信や他人の配信(番組)視聴を行える機能。動画配信サービスを経由せず誰でも手軽にゲーム実況配信が楽しめるようになっている。 他プレイヤーの番組を視聴した際は、配信者が“連続で3人撃破”などのナイスプレイを披露した際にはアイテムがゲットできるうえ、配信者のバトル結果に応じて視聴者も「ヒーロー」経験値などの“おすそわけ”が獲得可能。また、バトル中には視聴者が戦況に介入できる突発イベント「Destiny Choice」が発生することもあるなど、ただ視聴するだけに留まらない楽しい仕掛けが満載。 一方、配信者向けには充実のプロフカード(いわゆる配信サムネイル)編集機能が用意されており、字幕や「ヒーロー」たちの2D立ち絵や3Dモデルなどを自由に配置して、視聴者の目を引くサムネイルを作成できる。 ちなみに端末のマイク音声も簡単操作で配信上に乗せることが可能なので、「ゲーム実況配信をやってみたいけど機材の調達や設定が面倒……」と尻込みしていた人は、ぜひ本作で配信者デビューを飾ってみてはいかがだろうか。 CBT期間中は、積極的にバトルに興じる“ゲーム実況配信スタイル”の配信者はもちろん、ホーム画面や「ヒーロー」のカスタマイズ画面を開きながら視聴者から届いたコメントとコミュニケーションを取る“雑談配信スタイル”の配信者の姿も多く見られた。 なお、配信者に対しては視聴者数やコメント数に応じてポイントが付与され、期間内の獲得ポイントを集計することで競われる配信者ランキングも用意されていた。プレイヤースキルを磨いてバトルで高みを目指す以外も、「フェスCh」内で人気配信者を目指したり、お気に入り配信者のプレイを見守ったり、コメントを介しての雑談に興じたりと、プレイヤーによってさまざまな楽しみかたが可能になっている点も『フェスティバトル』の魅力だ。 そのほか、手に入れたアクセサリーアイテムを組み合わせてキャラクターの見た目を変更できるカスタマイズ機能や、「ヒーロー」のコスチュームとともにパッシブ発動効果を切り替えられるスタイル変更機能、装備することで「ヒーロー」の性能を上昇させたり新たなスキルを付与できる「ウェポンチップ」の存在など、プレイヤー独自の戦略や個性を発揮できるような要素も。 正式サービス開始の暁には、「ヒーロー」たちを巧みに操りチームを勝利に導くスゴ腕「キャプテン」として……もとい、「エリジウム」の住人たちを熱狂させる一流エンターテイナーとして自身の名を轟かせることができるよう、あるいは至高のエンターテインメントの開幕に乗り遅れないよう、『フェスティバトル』の今後の動向を注視していきたい。
山本雄太郎