“最強寒波”で積雪急増 背丈を超える雪の山 大雪のピーク過ぎるも交通障害に注意 《新潟》
TeNYテレビ新潟
今シーズン一番の寒波の影響で県内は山沿いを中心に積雪が増えています。平地でもまとまった雪が降り、北陸自動車では通行止めが発生し、一時、約100台が滞留しました。 一面白く染まった街。時折、雪が強く吹き視界を遮ります。見えてきたのは幹線道路の国道8号です。 (リポート) 「だいぶ長く車の混雑が続いていますね。長く渋滞しているのが確認できます」 車の列ができた国道8号。長岡方面に向かう道路が混雑しました。 (リポート) 「長い列ができていて信号が青になっても車がつまってしまっている状態です」 混雑の要因となっのが北陸自動車道の通行止めです。10日午前4時すぎ、トレーラーのスリップ事故があり、約8時間にわたって上り線の一部区間が通行止めとなりました。一時、約100台が滞留…食料や簡易トイレなどが配布されました。 (リポート) 「除雪車が駐車場の除雪作業を行っています。駐車場の雪でしょうか、大きな雪山ができています」 新潟市中央区の積雪は一時、20センチを超えました。各地で除雪作業に追われる様子がみられました。大雪をもたらした今シーズン一番の寒波。山あいの地域は一気に積雪が増えています。十日町市では115センチの雪が積もりました。 (リポート) 「1日中雪が降り続いているということで道路の線なども全く見えないような状況になっています」 住民は自宅だけでなくバス停の雪かきにも追われました。 〈住民〉 「通学路になってるからバス停の前で待ってるのがかわいそうだから朝早く起きて雪を片付けないと」 さらに山あいの集落は一面雪景色に。雪に覆われた道路や住宅の除雪作業が行われていました。県内の積雪は魚沼市守門で194センチ、津南町で175センチなど平年を上回る量となっています。 気象台によると大雪のピークは過ぎたということですが、11日にかけて大気の状態が非常に不安定な状態が続く見込みです。24時間に降る雪の量は山沿いで最大40センチ、平地で最大20センチと予想されています。気象台は下越と佐渡では高波に警戒を、県内全域で大雪による交通障害に注意を呼びかけています。