【ソフトバンク】小久保監督「責任は全部僕に」連勝スタートも4連敗…打線沈黙にリリーフ陣崩壊
<日本シリーズ:DeNA11-2ソフトバンク>◇第6戦◇3日◇横浜 ソフトバンクがDeNAに完敗し、4年ぶりの日本一を逃した。2勝3敗と崖っぷちの一戦で13安打11失点の大敗。小久保裕紀監督(53)は「敗戦の責任は全部僕にある。選手はよくやってくれた」と語った。 【写真】DeNAに敗れ、ファンにあいさつするソフトバンクナイン 連勝スタートも本拠地でまさかの3連敗。移動日と雨天中止をはさんでも負の連鎖は止まらなかった。「雨が降って流れが変わるかと思ったけどですね。なかなかうまくいかなくて」。4連敗中はリリーフ陣が計20失点と崩壊。12球団トップクラスの打線も、同一年の日本シリーズでワーストを更新する29イニング連続無得点と沈黙。柳田、山川、近藤らベストオーダーでの采配。小久保監督は「そのメンバー以外では戦ってきてないんでね」と信頼してきたナインをかばった。 シーズンは2位の日本ハムに13・5ゲーム差をつけ、CSファイナルステージも無敗で突破。FA加入した山川を中心に圧倒してきたが、DeNAに下克上日本一を許した。「シリーズに負けて僕に責任があるので。ただ、シーズンを戦った選手たちには胸を張って福岡に帰ってもらいたい」。屈辱は就任2年目となる来季へ。「まずはリーグ制覇に重きを置いてやりたいと思います」と必死に前を向いた。【只松憲】