意外と知らない「エサ釣り」の種類! 初心者でも入れ食い間違いなしの「サビキ釣り」とは
1年を通して楽しめる「釣り」を趣味に持つ人は多いはず。ひとくちに釣りと言っても、使う道具や釣る場所、釣り方によって様々な種類に分類することが可能です。今回は、餌を使った「餌釣り」の種類について紹介していきます。 【写真】初心者でも知っておきたい釣りの種類と釣り方を見る(全7枚)
単純動作でどんどん釣れる「サビキ釣り」
最初に紹介する「サビキ釣り」は、初心者にもおすすめの釣り手法。アミエビなどの撒き餌で魚をおびき寄せ、そこに複数のサビキ針(餌に似せた小さな疑似バリ)がついた仕掛けを投入。餌に寄ってきた魚がサビキ針も餌と思い食いつく仕組みです。 この釣りのポイントは、針にかかった魚が暴れることで他の魚もパニックになりどんどんハリに食いつくという点。そのため、群れで行動するアジやイワシなどの回遊魚を狙うのが効率的です。堤防などから下に仕掛けを落とすだけの単純動作なので、練習も特に必要ありません。春から秋までがおすすめのシーズンと言われています。
「ボウズ逃れ」で釣りの楽しさを味わえる「穴釣り」
続いて、こちらも効率的にどんどん魚が釣れる「穴釣り」をご紹介。テトラポットや堤防の隙間に住むカサゴやメバルなど、いわゆる「ロックフィッシュ」を狙う釣りです。方法もシンプルで、テトラポットなどの隙間に餌入りの仕掛けを落とすだけ。 隠れている魚が多いため、深めの穴を狙うのがおすすめです。ロックフィッシュには餌への食いつきがいい種類が多く、仕掛けを落としてすぐに釣れることもあるそう。穴釣りは良く釣れる手法なので、魚が釣れないことを表す「ボウズ」を避けられる「ボウズ逃れ」としても有名です。季節も時間も問わず、技術もほとんど必要ないため初心者にもぴったり。ただし釣り場のルールを守り、安全な場所からおこなうことを心がけてください。
定番の釣り方で楽しむ「投げ釣り」や「ウキ釣り」
ここからは、釣りでよくイメージされる、竿を振って仕掛けを投げ込む手法をご紹介します。 まずは、軽く竿を振って近距離に仕掛けを投げ込む「チョイ投げ」。砂浜や堤防から投げて、釣れたら糸を巻き取ります。「投げる」「巻く」は釣りの基本動作。この2つが学べる釣り方です。 ここから少し進化したのが「投げ釣り」です。「チョイ投げ」よりも遠くへ仕掛けを投げて広範囲で魚を狙います。主なターゲットは海底にいるキスやカレイ。100m近くの飛距離を出さないといけないため、初心者には難しめかもしれません。仕掛けを投げる際は、周囲の人に怪我をさせないよう気を付けてください。 他にも、魚がかかったことを教えてくれるウキを使用する「ウキ釣り」や、ウキを使わず糸の動きや指先への当たりで魚がかかったかを判断する「ミャク釣り」なども有名。「ミャク釣り」は一見難しそうですが、糸を巻き取る動作が必要ないため初心者にもおすすめです。 多くの種類が存在する「餌釣り」。自分のレベルや狙いたい魚に合わせた方法を選んで、釣りを存分に楽しみましょう。
野中陽平