平凡なサラリーマンが社長に⁉…上位1%だけが実践する最強の資産形成とそれを成功させる衝撃の絶対法則
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】「しすぎたらバカになるぞ」…性的虐待を受けた女性の「すべてが壊れた日」 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第31回 『資産形成が一転、借金地獄に⁉平凡なサラリーマンの資産形成に潜む理不尽過ぎる「落とし穴」と回避する意外な方法』より続く
事業計画を作る
本格的にデューデリジェンスを行った後は、インフォメーションメモランダム(IM)に記されているような情報と合わせて、買収後に経営をどう進めていくかを具体的に示す「事業計画」を作ることをお勧めします。 なぜ、事業計画が必要かというと、DDで見えてきたマイナス項目とプラス項目を、具体的な数字や行動として、事業計画にまとめ上げ、それをベースに買収価格を確定するほうがより正しい計算となるからです。 中小企業の株価算定方法としてよく用いられるものに「年買法(年倍法)」というものがありますので、これをベースに考えてみましょう。 これは、財務諸表のB/Sにある資産と負債の差額である「純資産」に、P/Lにある「営業利益」の3~5年分を足し合わせるという計算式です。 具体的な数値でいうと、総資産が5000万円、負債が3000万円であれば、純資産は2000万円。過去3年の営業利益が500万円前後で安定していたとすれば、その3年分である1500万円。純資産の2000万円+1500万円で3500万円を買収価格にしよう、という感じです。 ただし、この計算方式は慣習のようなもので、ファイナンシャル理論からすれば読み間違いが生まれる可能性のあるものですので、あくまで参考としてお考えください。