ドラマ版「ハリー・ポッター」衣装は「哀れなるものたち」オスカー受賞デザイナー
米HBOが、テレビドラマ版「ハリー・ポッター」シリーズの衣装担当に、「哀れなるものたち」のコスチュームデザイナー、ホリー・ワディントンを起用した。米Deadlineが報じた。 ワディントンは、フランチェスカ・ガーディナーがショーランナーを務め、マーク・マイロッドが複数のエピソードの監督を務めることが夏に発表されて以来、本作に参加することが決定した最初のクリエイターとなる。 2007年からコスチュームデザイナーとして活動する新進気鋭のワディントンは、スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」や「戦火の馬」などにアシスタントとして携わり、2016年にフローレンス・ピュー主演の「レディ・マクベス」で脚光を浴びる。ヨルゴス・ランティモス監督の「哀れなるものたち」ではアカデミー賞、BAFTA賞、衣装デザイナー組合賞を受賞した。 ワディントンはあるインタビューで、影響を受けた主な映画は、ティム・バートン監督の「シザーハンズ」、デビッド・リンチ監督の「イレイザーヘッド」、ジェーン・カンピオンの「ピアノ」だと語っている。 ドラマ版は2025年夏の撮影開始を目指し、目下キャスティングが進められている。ハリー、ロン、ハーマイオニーのオーディションに32,000人もの若手俳優の応募が殺到。ホグワーツ魔法魔術学校の先生たちの候補者も上がっているが、まだ確定には至っていない。