自ら2回離婚したカウンセラー「24歳年下夫と離婚した理由はズバリ洗濯とエアコン。五感や価値観の<不満>を乗り越えるのは大変で…」
◆「ぬか漬けの臭い」でトラブルに 私は何よりも漬物が好きで、自分でぬか漬けを漬けています。 ですが、以前に同棲していた相手から、「ぬか漬けの臭いが我慢できない」と言われたことがあります。 同棲相手の意見なので、できれば尊重したい。でも私はどうしてもぬか漬けを食べたくて、隠れて食べていました。ぬか床に何重にもビニールをかけて、部屋の奥に隠していたのです。もちろん臭い対策ですが、そんなにしてもやっぱり臭うんだそうです。 2人が仲良しの間は、お互いに配慮できるのです。私もできるだけ臭いが漏れないようにしていましたし、相手も、私がそうやって気を遣っていることに感謝してくれていました。 でも、ときが経つとともに愛が冷めて、ひとたび仲が悪くなると、「いつまで我慢させる気だよ。俺に黙ってぬか漬けを家に置くなんて許せないってまだわかんないのか」と怒りを露にされてしまうのです。
◆小さな不満の背後 小さな不満の背後には、価値観や五感の微妙な違いが隠れていて、乗り越えるのがとても難しいのです。五感や価値観を変えるのは大変だからです。 いつまでも新婚当初やつき合いたてのラブラブな関係を維持できれば、問題にはならないのですが、そうもいきません。 ぬか漬けについては食べるのを我慢する。でも、その代わりにあなたも「洗濯3回」をやめてほしいとか、代わりに「愛してると毎日3回言う」とか、そういう約束事が成立すれば、何とか乗り越えられるように思います。 そういう本能的欲求を抑えるのはなかなかに難しいですよね。 ※本稿は、『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか? 夫婦関係を改善する「伝え方」教室』(講談社)の一部を再編集したものです。
岡野あつこ
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