ルンバが銭湯を大掃除、人手不足解消にも
ロボット掃除機「ルンバ」を販売するアイロボットジャパンは19日、さくら湯(東京都墨田区)で「ルンバのお助け大掃除」プロジェクトを実施した。人が落としたほこりをルンバが吸い取り、ルンバが掃除できない高所や浴場は人が掃除するなど、人とルンバが協力してさくら湯をきれいにした。 【関連写真】ルンバと一緒に大掃除 今回のプロジェクトは、年末年始の繁忙期を迎える前に、ルンバとアイロボット社員が協力してさくら湯を大掃除するというもの。アイロボットジャパンの村田佳代シニアコミュニケーションマネージャーは「ルンバは吸い込むだけでなく拭き取る機能にも優れていて、髪の毛や足の裏の皮脂で汚れやすい脱衣所の掃除に役立ててもらえると考えている。これをきっかけに銭湯でもっとルンバを使ってほしい」と語った。 さくら湯は創業75年の老舗銭湯。近年はサウナブームによる新たな顧客が増える中、人手不足に悩まされていた。 さくら湯では1カ月前から床掃除にルンバを導入し、1時間半に一度、自動運転で掃除をしている。導入前は1時間おきに番台スタッフが掃除していたが、男性が当番の時は女湯の掃除ができないという課題があった。 さくら湯のオーナーである金沢浴場の新保卓也代表は「銭湯の業務内容は掃除が多いので、ルンバを導入したことで従業員の負担が減った」と話している。
電波新聞社 報道本部