「竹島問題、主張すべきことはすべきだ」 奈良正論懇話会 下條正男氏が講演
奈良「正論」懇話会の第93回講演会が28日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、拓殖大名誉教授の下條正男氏が「韓国はなぜ竹島に固執するのか」と題して講演した。 下條氏は韓国による竹島（島根県隠岐の島町）の不法占拠について、1952年に李承晩大統領が公海上に「李承晩ライン」を設定し、取り込んだのが発端となったと解説。韓国が「竹島は日本の朝鮮侵略の最初の犠牲の地」と主張したことで問題化したとし、「民族の聖地として死守しようとした」と説明した。 その上で、竹島を巡り韓国で誤った事実が伝わってきたとし、「日本は主張すべきことはすべきだ。歴史的根拠に基づいて主張すればいい」と指摘。竹島問題を（韓国のように）観光資源として地域の活性化に活用することも提言した。
