トランプ氏集会で差別発言のコメディアン、両党から強い非難
[ワシントン 28日 ロイター] - 米大統領選共和党候補のトランプ前大統領の集会で、応援演説に立ったコメディアンが米領プエルトリコを「ごみの浮島」と呼んだことに対し、共和・民主両党の議員らから激しい非難の声が上がっている。 コメディアンでポッドキャストの司会者でもあるトニー・ヒンチクリフさんは27日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた大規模集会で、「今まさに海の真ん中にごみためのような島が浮かんでいる。プエルトリコという名前で呼ばれていると思う」とやゆ。 さらに、中南米系の人々は「赤ちゃんを産むのが大好き」で「中絶はしない」と人種差別的なジョークを飛ばした。 これに対し、米民主党のハリス副大統領や民主党議員、プエルトリコ出身の著名人をはじめ、共和党議員からも、人種差別的な発言だと激しく非難する声が上がった。 一方、トランプ陣営は、この発言はトランプ氏の見解を反映したものではないとコメント。 トランプ氏自身も選挙活動中に人種差別的、性差別的な発言を繰り返しており、13日にもFOXニュースの番組で「より大きな問題は内部の敵だと思う」と発言し、ハリス氏から「民主主義の脅威」と批判を受けている。