【試乗】トライアンフ 「デイトナ660」国内試乗インプレ 外観はスーパースポーツ! 乗るとめちゃフレンドリーだった
新型「デイトナ660」はトライアンフ伝統の3気筒エンジンを搭載した久々のフルカウルスポーツである。モーターサイクルジャーナリストのケニー佐川がレポートする。 【画像】デイトナ660のディテールをギャラリーで見る(18枚)
車両解説
────────── 日常域でスポーツを楽しめるフルカウルモデル ────────── デイトナ660の直接的なルーツは2006年に登場したデイトナ675だろう。それ以前のトライアンフにもデイトナの名が付くマシンは存在したが、3気筒エンジンを搭載した本格的なミドルスーパースポーツとして注目を集めた。 デイトナ675は欧州の2輪誌が主催する「スーパーテスト」で4年連続「キング・オブ・スーパースポーツ」の称号を獲得し、WSSなどの最高峰レースでも活躍するなどトライアンフの名を知らしめた。 その後、何度かのモデルチェンジを経て2016年に生産終了しているが、デイトナのDNAは同系エンジンを搭載するスポーツネイキッドのストリートトリプルに受け継がれた。 2017年には排気量を拡大した新世代が登場し、電子制御などの技術も導入されてパフォーマンスも向上。 さらに、2019年にはストリートトリプルRSのエンジンをベースにしたMoto2用エンジンが開発され、これに合わせて限定版の「デイトナ765 Moto2エディション」も発売されたが、デイトナ660は量産タイプのフルカウルモデルとしては8年ぶりの復活となった。 エンジンはトライデント660がベースの水冷並列3気筒エンジンで最高出力95ps、最大トルク69Nmを発揮。低中速域のトルクと高回転時のスムーズな出力をバランスよく持ち合わせ、トライデントに比べて17%高いパワーと9%高いトルクを実現している。 フレームはスチール鋼管製で、足回りはショーワ製の倒立フォークとプリロード調整式モノショックを採用するなど、デイトナ675やストリートトリプル系と比べるとオーソドックスな作り。 ブレーキにはフロントにダブルディスクとラジアル4Pキャリパーを採用し、軽量な5本スポーク鋳造アルミホイールには最新スポーツラジアルタイヤのミシュラン「パワー6」を装備し軽快な走りを実現。さらに、電子制御スロットルによる3つのライディングモード(スポーツ、ロード、レイン)、ABS、切り替え式のトラクションコントロールなど、日常域でスポーティな走りを楽しめるマシンに仕上がっている。
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