20代以下女性の半数「抵抗なし」…急増する美容施術で“トラブル”どう防ぐ?厚労省が検討会
庭野解説委員 「経験が必要な分野かもしれないのに、若い人で経験がないという場合は、もしかしたら技術が追いつかないなどあるかもしれないですね」 馬野記者 「病院の勤務と美容医療の業界を比べたときに、給与の差がある場合もあるそうです」 庭野解説委員 「みんなが知っているような大病院の医師を辞めて美容に行く人が結構増えていて、大学病院なんかでも『また若い医師が離職して美容に行ってしまった』とすごく話題になっていると聞きます」
■毛、脂肪、たるみ…つきない美容の悩み解消へ──急増する美容施術でトラブルも
庭野解説委員 「美容医療でのトラブルというのはどんな感じなんでしょう」 馬野記者 「厚労省のデータでは、2022年には全国で370万件を超える美容施術が行われたということで、かなり多いですよね。施術の種類では、多いのは脱毛。そしてセルライト治療、脂肪に関する治療です。あとは、顔などのケミカルピーリングが多いということです」 「施術の中には外科的なものとそうじゃないものがあって、外科的なものでいうと、二重術が一番多いです。そうでないものだと、脱毛やボトックス注射。あとHIFUが多いですね」 庭野解説委員 「HIFUって何ですか?」 馬野記者 「引き締めみたいなものらしくて、あごや体などに照射してきゅっと顔のリフトアップなどができるということなんです」 庭野解説委員 「そういう機器を使うと、いろいろトラブルもある可能性がありますよね」 馬野記者 「なので、脱毛やHIFUといった医療行為が行われるものに関しては、厚労省が『こういった場合にはお医者さんがやってくださいね』という通達みたいなものが6月に出されました」
■20代以下の女性では半数が美容施術に「抵抗がない」…施術を受ける目的は男女共通で──
庭野解説委員 「美容施術って、私なんかの年代よりも若い人には随分身近になっていると思うんですけど、どんな感じで皆さん捉えているんでしょうか」 馬野記者 「ホットペッパービューティーを運営するリクルートの調査によりますと、特に女性は20代以下は美容施術に『抵抗がない』と答えた人が半数以上いて、男性も20代では半数以上が『抵抗がない』と答えているというデータが出ています」