【ヤクルト】6回3失点で4敗目の高橋奎二「僕が粘れず、本当にもったいなかった」
<広島3-0ヤクルト>◇25日◇マツダスタジアム ヤクルト先発の高橋奎二投手(27)が、6回3失点(自責0)で4敗目を喫した。広島打線を相手にストライク先行の投球で5回まで無失点と力投も、中盤の6回につかまった。 均衡が崩れたのはミスからだった。6回2死一、二塁。7番二俣を打ち取ったかに見えたが、高々と上がった打球を遊撃・長岡が痛恨の落球。この間に1点を先制され、続く会沢には2点適時打を許して3失点。先制点につながった長岡の失策にも、高橋は「いつも守ってくれているので全然気にしてないです」と責めることはなかった。むしろ、嫌な流れを食い止められなかった自分へのふがいなさを口にし「その後に僕が粘れなかった。2点目、3点目は本当にもったいなかった」と悔やんだ。 前回登板した13日のソフトバンク戦は制球が定まらず、今季最短となる3回1/3でKO。直球も変化球も高めに浮き、7与四死球という自滅ぶりに「一番やったらいけない投球をしてしまった」と反省の弁を並べた。この日は、わずか1与四球。「ランナーが出ても冷静にいけた感じがしたので、そこが良かった」。改善の跡はしっかり見えた。次につなげる投球ができた。