「実写化されたらやりたいです」松山ケンイチ&染谷将太が「好きな漫画・アニメ」を熱弁!
ブッダとイエスが下界でほのぼのバカンスを繰り広げる、中村光さんのギャグ漫画『聖☆おにいさん』(講談社「モーニング・ツー」で連載中)が、福田雄一監督により初の実写映画化! 『聖☆おにいさん THE MOVIE ~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』が12月20日(金)より全国公開される。本作で主演を務めるイエス役の松山ケンイチさんとブッダ役の染谷将太さんが口をそろえて絶賛する、藤原竜也さんの「世界に観てほしい、人間を超えた悪魔ぶり」とは? ■【画像】ヒーローに変身!タイツ姿の松山ケンイチと染谷将太■ ーー本作は漫画『聖☆おにいさん』の実写ですが、おふたりは好きな漫画やアニメはありますか? 松山ケンイチさん(以下、松山) いまはアニメの『僕のヒーローアカデミア』と『【推しの子】』にハマっています。毎回続きが気になって仕方がなくて、すごく楽しみです。 映画スタッフ 松山さん、劇場版『【推しの子】』、『聖☆おにいさん THE MOVIE ~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』と同日公開ですよ。 染谷将太さん(以下、染谷) ライバルじゃん!(笑) 松山 『【推しの子】』めっっっちゃおもしろいんですよね!!『東京ブレイド』(作中に登場する漫画。作中で2.5次元舞台化される)をやってる場所、IHIステージアラウンド東京じゃん!『髑髏城の七人』(松山さんが2017年に出演した劇団☆新感線の舞台)をやったとこじゃん! と思って。 染谷 すげー推すじゃん(笑)。 松山 いやあ、劇場版もめちゃくちゃ楽しみですね! ーーありがとうございました(笑)。染谷さんはいかがですか? 染谷 『耳かき仕事人サミュエル』(青林工藝舎)という漫画がすごく好きで。耳かきで人を消すヒットマンの話なんですけど……す、すごくおもしろいんです……。
染谷将太がハマった『耳かき仕事人サミュエル』とは
ーー(笑)堀道広さんの漫画ですね。どこにひかれたんですか? 染谷 主人公はパーカーのフードをかぶっていて、その理由が、敵の仕事人から耳を狙われるからなんです。そこからハマりましたね。 松山 耳からやるっていうルールになっているんだ! 染谷 そう。「耳かきをしてあげる」という状況に敵を追い込まないとダメなんですよ。 松山 なるほどね! 鉄砲を向け合うんじゃなくて、どれだけ相手を安心させて任務をやるか、ということなのか。 ーー実写化されたら……。 染谷 いやもう、やりたいです。原作権はいま空いてるらしいです。 松山 そこまで調べたんだ(笑)。 ーーちなみに今回の『聖☆おにいさん THE MOVIE』では、「ニチアサ」という単語が頻発したり採石場でのアクションシーンがあったりと、往年のヒーロー物のオマージュもあります。 松山 あのシーンはめちゃくちゃ疲れました。 ーー撮影時期は夏だったんですか? 松山 11月に撮影したのですが、ロケ地の採石場は日が当たると暑くて。でも朝はすごく寒かったので温度差がかなりありました。 染谷 昼は日が当たるとものすごく暑くて。でも窪田正孝くんがいるから絶対文句言えなかったけどね。 ーー採石場のシーンにはマーラ役の窪田さんもいましたね。ノースリーブの衣装でした。 松山 あの衣装、動けないしタンクトップだったよねえ。だから窪田くんの前で寒いなんて言えなかった。 ーーアクションシーンではキレよく動かれていましたね。 染谷 練習はけっこうしました、何日も。 松山 半年くらいだっけ?(笑) 染谷 そうですね(笑)。 ーー絶対違いますね(笑)。普段から松山さんがボケて染谷さんがツッコむようなご関係なんですか? 松山 いやいや、ボケてるつもりはまったくないです。 ーー失礼しました(笑)。 松山 イエスとブッダも、ボケたりツッコんだりというより、ふたりがいるから一つの物語として成立できているようなところがあると思っています。僕ら自身もきっとそういう関係性で、寄りかかりながらできたんじゃないかなと。撮影中はいろんなことを共有できましたし、「こうしてみよう」「じゃあそうしますか」という連携で、進んでいきました。染谷くんはコミュニケーションがものすごく取れる方なので、とても助かりましたね。 染谷 「どうしよう」となったときに、松山さんがいろんな提案をしてくださって対策を練って、ふたりで乗り切った場面がすごく多くて、それが楽しかったですね。あと基本的にはバカンスの話なので、松山さんといるととても平和な気分にしてくれるので、すごく楽しかったです。