スポーティなBMW製コンパクトSUV「BMW X2 M35i」と「BMW iX2」の性能評価!
新型BMW X2 M35iとiX2をテスト。
荒削りなエッジを持つ風変わりなBMWのコンパクトSUV。2018年からX1の兄弟として世間を騒がせているBMW X2。2代目ではハイブリッドは廃止されたが、静かな電気駆動から欲望に満ちたM35iまでラインナップされた。
「BMW X2」は、2008年から大型の「BMW X6」が重要な役割を果たしたカテゴリーに属する。BMWはこれを「スポーツアクティビティクーペ」、略して「SAC」と名付けた。好きになる必要はないが、好きになることはできる。 そしてドイツでは、昨年モデルチェンジを控えた初代「X2」を4,646人の顧客が選択した。
ボディ&インテリア: X2は著しく成長した
BMW通でなくとも、プラットフォームの兄弟車である「X1」との違いはわかるだろう。「X2」は獰猛に見え、型破りに変更されたダブルキドニーグリルは2代目の顔にも採用されている。リヤエンドは、さらに極端だ。先代がどちらかといえば上級コンパクトクラス的な外観だったのに対し、新型はスペースを犠牲にすることなく、よりクーペ的な外観になっている。全長が20cm延長されたおかげで、トランクスペースも以前より、525~1400リットルに拡大した。
ドライバーが普通の身長なら後席のスペースはそれなりにある。しかし、1.90メートルを超えると窮屈になる。それがクーペスタイルの代償である。
インテリアには2023年11月以降の「X1」と同じようにアンドロイドベースのインフォテインメントシステムが採用されている。ユーザーインターフェースは以前と同じだ。しかし、システムのパフォーマンスは少し低下し、ロード時間が長くなることがある。
Mスポーツパッケージに含まれるダンパーシステムFSDは、標準のサスペンションよりもいくらか適応性が高いことを意図している。ただし、ボタンひとつで調整できるものはない。
M35iでファーストドライブ:BMWはスポーティ志向に本気だ スポーティな「M35i」にも同じシステムが搭載されているが、もちろんかなり硬めだ。2リッターターボは7速デュアルクラッチと組み合わされ、スポーツモードに切り替えるとギアチェンジが明らかに鋭くなる。4本出しのエキゾーストシステムは、外からは聞こえるが、室内ではほとんど聞こえない。せいぜい、ドライバーがアクセルから足を離したときにミスファイアが聞こえる程度だ。