北陸新幹線、開業は2015年3月14日。各列車の停車駅も発表
いよいよ開業まで半年余りとなった北陸新幹線。すでに全線で試験運転が開始されていますが、2014年8月27日に開業日と各列車の停車駅が発表されました。
2015年3月14日開業、気になる停車駅は?
まず、開業日は2015年3月14日の土曜日。この日行われる全国ダイヤ改正と同時に開業します。JRのダイヤ改正は通常3月第2~3週目の土曜日に行われるため、この開業日はおおむね予想通りといったところでしょうか。 そして、もっとも気になるのが停車駅です。東京~金沢間を直通する速達タイプの「かがやき」は、1日10往復が運転され、途中の上野・大宮・長野・富山に停車することが決定(上野は一部通過)。 おおむね予想通りといったところですが、新潟県内の駅に全く停車しないというのは筆者としては少し意外でした。各駅停車タイプの「はくたか」と長野で乗り換えできるようにして、これらの駅への利便が図られるのを期待したいところです。 その各駅停車タイプの「はくたか」は、東京~金沢間を直通する列車が1日14往復、長野~金沢間で運転される列車が1日1往復設定されています。こちらは、上野~長野間は一部列車のみ停車ということですので、長野までは「かがやき」並みの停車駅、長野からは各駅停車という列車も予定されていると思われます。 このほか、富山~新高岡~金沢間を各駅停車で結ぶシャトルタイプの「つるぎ」は1日18往復を設定。長野新幹線区間で現在運行されている「あさま」は、停車駅を増やして1日16往復が運転されます。
半分とはいかないまでも、1時間30分以上の時間短縮
次に所要時間ですが、「かがやき」の最速列車は東京~富山間を2時間8分、東京~金沢間を2時間28分で結ぶ予定です。現在、東京~金沢間は越後湯沢から特急「はくたか」を利用して4時間ちょっとですので、半分とはいかないまでも、1時間30分以上の時間短縮になります。 東京から箱根湯本までの所要時間が約1時間50分、鬼怒川温泉までは約2時間20分ですので、箱根・日光へ行くのと同じ時間感覚で富山・金沢へ行くことができるのです。これを機に「ちょっと金沢まで日帰り観光に・・・」という方も増えるのではないでしょうか。