「12th Single ひなた坂46 LIVE」横浜アリーナにスケールアップ 宮地すみれ「がむしゃらに努力し続けたい」
そして現座長、宮地がマイクを取り、スピーチした。 「本日は、ひらがなひなた(ひなた坂46)のライブにお越しくださり、本当にありがとうございます。昨日はグループのことについてお話しさせていただいたのですが、今日は少し自分のお話をさせてください。 日向坂46は、前回から選抜制となり、私はその選抜メンバーとして活動させていただきました。活動期間中は、メンバー全員がそれぞれの場所で日向坂46をより強くするために全力で頑張った、大切な期間だったと思っています。 そして迎えた12枚目シングルのフォーメーション発表の日、選抜発表で私の名前は呼ばれませんでした。たくさん努力を重ねてきても、いつもあと一歩のところでダメで、そんな自分が好きではないと感じてしまい、悔しさが芽生えました。 そしてひらがなひなたの座長を務めさせていただくということになって、自分がちゃんと引っ張っていけるかなと不安もたくさんありましたが、ひらがなひなたのみんなと一緒に活動していくにつれて、みんながこのライブにかける思いがすごく強くて、そんなすてきなみんなに、私も胸を打たれて、ひらがなひなたとして、こうして活動している、この、今、この瞬間がすごく楽しいって気づくことができました。 ひらがなひなたという場所は、私たちにとって、初心を思い出させてくれる大切な場所です。ひらがなひなたで活動をするということ、それは、前へ進むための大きな一歩でもあり、かけがえのないチャンスだと私は思います。 だけれども、決して、前向きな、明るい気持ちだけでは乗り越えられないときもあります。先が見えない不安から、立ち止まってしまうこともあります。いろいろな葛藤から、自分を見失ってしまうときもあります。それでも、こうして、応援してくださるファンのみなさん、スタッフのみなさん、優しく支えてくれるメンバーがそばにいてくれたから、ここまで頑張ってくることができました。 だからこそ、私は、これからも努力をし続けます。どんなときも、夢や目標を持って、がむしゃらに努力し続けたいと思います。これからも、私たちの輝きや個性、そして努力を、どこへ行っても、しっかりと観ていてください。最後に、私たちの強い覚悟をパフォーマンスに乗せて、この楽曲を披露させていただきたいと思います」。 そう語ってから、自身がセンターを務めるひなた坂46の楽曲「君を覚えてない」をパフォーマンスした。爽やかな曲調に甘酸っぱい恋の思い出を詰め込んだこの楽曲を、感情を込めて歌う宮地やメンバーたちに、ファンは大きな歓声を送った。 ここでライブ本編が終了。アンコールを受けて登場したひなた坂46のメンバーは、日向坂46のカワイイの部分を象徴する楽曲「アザトカワイイ」を宮地センターでパフォーマンスする。 MCでは、このひなた坂46のライブを横浜アリーナという大会場で開催すると聞いた際、「ほんとにびっくりしたんです。『正気かな?』みたいな(笑)」と思ったという森本が、リハーサル期間中にずっとポジティブに取り組んでいたメンバーに刺激を受けたことを話した。さらに、表題曲の選抜として活動しているメンバーからも刺激を受けたことから、「ここにいるメンバーだけじゃなくて、日向坂全体で作り上げてるライブでもあるのかなって思った」と語った。 そして「知らないうちに愛されていた」を歌唱。客電が上がり、メンバーはファンの顔を見ながら、花道やスタンド側通路を歩いて回った。ここでライブは終わる予定だったが、この日はダブルアンコールが発生。再びステージに出てきたメンバーたちは、「君を覚えてない」をもう一度パフォーマンスしてライブに幕を下ろした。