メルセデス・ベンツGLE/GLEクーペに「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」を追加
ミディアムサイズプレミアムSUVのベンチマーク
2023年11月20日、メルセデス・ベンツ日本は新型「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」、「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+クーペ」を発表し、全国の正規販売店ネットワークを通じて販売を開始した。メルセデス・ベンツGLE/GLEクーペは9月にマイナーチェンジを受けて新型に移行しているが、この時、63 S 4MATIC+、63 S 4MATIC+クーペがラインナップから一時的にドロップしていた。 【写真はこちら】新デザイン ヘッドランプや、シャープな印象を与える新デザインのテールライト、新デザインのボンネットエンブレムなどを採用(全6枚) 「メルセデス・ベンツGLE」は、前身の「Mクラス」が1998年に誕生して以降、進化を遂げ、SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感溢れる内装、オンロード、オフロードにおける高い走行性能を備え、「プレミアムSUV」というカテゴリーのベンチマークとなってきた。2015年10月には名称を現在の「GLE」に改め、EクラスファミリーのSUVとしての位置づけを明確にしている。 2019年6月にフルモデルチェンジした現行2世代目のGLEは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新し、最新技術を搭載して、3列シートの7人乗りを設定し生まれ変わった。 「メルセデス・ベンツGLEクーペ」は、2016年にGLEをベースに誕生したスタイリッシュでSUVらしい存在感を備えたモデル。2020年6月にフルモデルチェンジした現行2代目のGLEクーペは、SUVクーペとしての個性を引き継ぎながら、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載して生まれ変わった。 その後はGLE/GLEクーペは揃って進化を続け、2023年9月にはともに初めてのマイナーチェンジを受けている。
「63 S 4MATIC+」がラインナップに復活
今回発表された「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」、「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+クーペ」はマイナーチェンジでラインナップから姿を消していたモデルで、シリーズのほかのモデルに倣って復活し最新型へと移行した。 外観はメルセデスSUVの統一感ある新デザイン ヘッドランプや、シャープな印象を与える新デザインのテールライト、新デザインのボンネットエンブレムなどを採用。 インテリアでは、最新世代のステアリングホイールを採用。リムに静電容量式センサーを備えたほか、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を全て手元で完結できる機能も加わった。 また、自然対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザー エクスペエンス)」と「MBUX ARナビゲーション」も標準装備される。 走行機能では、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMICSELECTの中の「Offroad」モードに、360°カメラシステムを使いクルマのフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す「トランスペアレントボンネット」機能が追加された。 パワートレーンは最高出力612ps/最大トルク850Nmを発揮するAMG 4L V型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載される。駆動方式は4WD「AMG 4MATIC+」、トランスミッションは9速AT。 「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」のハンドル位置は右で車両価格2418万円、「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+クーペ」のハンドル位置は左で車両価格2454万円となる。
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