浦和レッズ史上最高! “化け物”となった下部組織出身選手6人。日本を代表する優れた才能たち
MF:関根貴大(せきね・たかひろ) 生年月日:1995年4月19日 在籍期間:2014年2月~2017年8月、2019年7月~ クラブ通算成績:348試合36ゴール47アシスト 中学校時代から浦和レッズのアカデミーに在籍している関根貴大は、ジュニアユース、ユース時代に各世代別代表に選出された逸材で、2014年にトップチームに昇格を果たした。昇格初年度は途中出場が主ではあったものの、リーグ戦21試合に出場し、2015年からは右WBのレギュラーをつかみ取り、同32試合6ゴール8アシストの好成績を残した。 167cmと小柄ながら、一瞬の加速で相手を引き離す積極的なドリブルを武器に、左右の両サイドでチームの攻撃に変化をもたらし、2016年のYBCルヴァンカップ優勝にも貢献。しかし、2017年にドイツのインゴルシュタットに渡ると、怪我もあり出場機会を得られず。レンタルで移籍したシント=トロイデンでも、活躍したとは言い難かった。 そうした状況を受け、関根は2019年に浦和へと復帰すると、翌2020シーズンからは副キャプテンを務め、2021シーズンの天皇杯優勝、22/23シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献している。また、今季第16節終了時点でJリーグ通算250試合出場に王手をかけており、偉大な記録の達成が待たれるところだ。現在29歳のドリブラーは、今後浦和のレジェンドとなることができるだろうか。
MF:伊藤敦樹(いとう・あつき) 生年月日:1998年8月11日 在籍期間:2021年2月~ クラブ通算成績:164試合16ゴール12試合 現在25歳の伊藤敦樹は、完全に浦和レッズの攻守の要となっている。 ジュニアユースから浦和のアカデミーに在籍していた伊藤だったが、ユースからのトップチーム昇格は叶わず、流通経済大学に進学することとなった。大学では1年次からレギュラーの座を掴み、4年次に浦和への加入が内定している。 プロ1年目となった2021シーズンは、開幕戦からフル出場を果たすと、早々にボランチのレギュラーを奪取し、リーグ戦36試合に出場。この年は天皇杯やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、全コンペティションで出場しなかったのは5試合のみと、馬車馬のごとくフル稼働した。 その後も、広範囲をカバーする高い守備能力と、ボールを保持した時の高い攻撃意識で、浦和の絶対的な存在に成長。2022年からは、浦和アカデミー→流通経済大→浦和レッズと同じ経歴であるクラブのレジェンド宇賀神友弥が付けていた背番号「3」を継承した。 昨季は自身初のJリーグベストイレブン受賞に日本代表初招集と、充実した一年に。今季も第16節終了時点で全試合に先発出場している。悲願のJ1優勝へ、浦和のダイナモはピッチを縦横無尽に駆け回り続けるだろう。