縁の下の力持ち! バイクレースで旗を振る人は何者?
まずひとつ目は、「コースオフィシャル」です。コースマーシャルとも呼ばれており、各コーナーに配置されている監視台にてコース状況や危険をライダーに旗で知らせる役職です。 またレース前やインターバルでのコースの清掃作業、レース中は違反行為のチェックや動けなくなったバイクの移動、撤去作業もおこないます。 ふたつ目は、「レスキューオフィシャル」。万が一の事故に備えコースサイドに待機し、転倒やクラッシュが起きた際に、ライダーを救出します。 状況次第では医師や看護師の待機するメディカルセンターまで搬送します。なお、搬送の際にクルマを運転する必要があるためか、普通自動車免許(AT限定不可)所持者に限定するサーキットも少なくありません。
3つ目は、レースの進行をする「進行オフィシャル」です。主にピットレーンで活動し、担当するチームへの各種通達など、各チームとの距離が最も近いセクション。 またピットでの作業内容の確認やコースインの誘導、他にもピットレーンでの速度違反がないかの測定などもおこないます。 4つ目は、車検オフィシャルです。公平性を図るためレースの前後にバイクが競技規則に沿っているかのチェックをしたり、ライダーの装備品の安全性を確認したりします。 細部まで確認をするため、バイクの仕組みや構造に関して深い知識を必要としますが、現場で経験を積みながら学ぶこともできます。 5つ目は、計時オフィシャル。主にコントロールタワーにて、ラップタイムやレースタイムを1000分の1秒単位で細かに計測し、予選や決勝などの各セッションが終わるとレースリザルト(競技結果票)を作成して配布する役職です。 そして6つ目は、事務オフィシャルです。レース前の参加受付からライセンスチェック、ブリーフィング(事前説明)の準備などをおこなう他、問い合わせや時にはクレーム対応、各種申請書類の受付など、事務社業全般を担います。 ※ ※ ※ サーキットで旗を振っているオレンジ色のつなぎを着た人は、レースオフィシャルと呼ばれるスタッフ。スムーズで安全なレース運営のために必要不可欠な存在です。有志で活動する彼らは、「一緒にレースを作り上げたい」という情熱と責任感を持ってレースを支えています。
Peacock Blue K.K.