首相「発言適否は県民が判断」 山梨知事の収支報告書不記載
岸田文雄首相は4日の参院予算委員会で、自民党二階派に所属する山梨県の長崎幸太郎知事の政治資金収支報告書不記載を巡り、長崎氏の取材対応や県議会答弁への評価を避けた。「県議会での発言の適否は、県議会や県民が判断する」と述べるにとどめた。知事の態度が不誠実だと指摘した立憲民主党の小沢雅仁氏への答弁。 自民派閥の裏金事件に関連した長崎氏への党内処分の可能性には「党山梨県連が個別に判断する」と答えた。 長崎氏は2月の県議会で、自身を批判した立民の泉健太代表に「失笑と失望を禁じ得ない」と答弁。県側は長崎氏への個別インタビュー取材で政治資金関連の質問を扱わないよう報道各社に求めた。