【高齢者がひとりで生きる準備】“SOS発信”のための見守りサービス 自治体が無償で提供するサービスも
地域包括支援センターの活用を
また、ひとり暮らしで近くに身寄りがない場合は、今後起こり得る入院生活や、介護を見据えた備えも必要だ。 「65歳以上で健康上の不安や介護の悩みがあれば、早めに最寄りの地域包括支援センターに相談するのが良いでしょう。社会福祉士やケアマネージャー、保健師などが無料で様々な相談に応じてくれますし、国や自治体のどのような制度、公的支援を活用できるかアドバイスしてくれます また、大きな病院に通っているのであれば、医療ソーシャルワーカーも心強い味方となります。受診や治療に直接かかわることだけでなく、入退院した際の費用やその後の療養生活について少しでも不安があれば、積極的に相談しましょう」 病気になってから、介護が必要になってから慌てぬよう、早めの準備が必要だ。 ※週刊ポスト2024年6月28日・7月5日号