青山学院大生×福島県会津若松市の会津町方伝承館 台湾で赤べこの絵付け体験 観光の魅力をアピール
青山学院大の学生ボランティア団体「MF3.11東北応援愛好会」と福島県会津若松市の会津町方伝承館は連携し、台湾・台北市で赤べこの絵付け体験ワークショップを開いた。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興を発信するとともに、会津が誇る伝統工芸や観光の魅力を伝えた。 愛好会が被災地支援の一環として福島の現在の姿と魅力を伝えようと企画し、会津町方伝承館を運営するNPO法人会津地域連携センターの稲生孝之理事長が協力した。 日本台湾交流協会台北事務所の日本文化センターで開催し、現地の子ども約30人と保護者らが参加した。愛好会からは代表の寺嶋花奈さんら11人が訪れ、スライド写真を使って東北や福島県の復興状況を紹介した。続いて稲生さんが伝統工芸やJR只見線、豊かな自然など会津観光の魅力をアピールした。 ワークショップでは、稲生さんが中心となって赤べこの絵付けを指導した。子どもたちは伝統的な柄にこだわらない自由な発想で絵付けを楽しんだ。
稲生さんは「伝統工芸の赤べこを通じて会津に関心を持ってもらえたと思う。ぜひ会津に来てほしい」と来訪に期待を寄せた。 愛好会はワークショップ開催に加えて現地の大学生と交流した他、今年4月の台湾での地震被害を受け、東日本大震災への支援への感謝を込めて義援金を届けた。 愛好会は2014(平成26)年に発足した。メンバーは約40人。今夏には台湾に先立ち、相模原市で赤べこ絵付け体験を開いた。 (会津版)