<春に挑む・’23センバツ海星>選手紹介/6 /長崎
◇先輩から学んだ投球 大川逢夢(あむ)投手=1年 2022年夏までは捕手だったが、秋から投手に転向した。182センチ、85キロの恵まれた体格を生かした力強い直球を武器にする。 憧れの選手は、前チームのエースとして22年夏の甲子園に出場した3年の宮原明弥(はるや)さん。高校日本代表にも選ばれた宮原さんに、変化球の握り方や股関節の使い方など投手としての基礎を教えてもらった。 中学3年の時、プレッシャーに弱い短所を克服しようと、父浩二さん(46)と2人で朝練に励んだことが、今も自信になっている。「憧れの甲子園でマウンドに立って、両親に感謝の気持ちを伝えられるよう思いっきりプレーしたい」 ◇大声でチームを鼓舞 江口煌雅(こうが)内野手=1年 2022年秋の県大会直前、力みすぎて守備練習でミスを連発し、ベンチ入りを逃した。その悔しさから冬場は自主練習のノックを増やし、守備力の強化を図ってきた。打撃は、広島県に住む父龍太さん(41)に動画を送って助言をもらい、肩が開いてしまう癖を直した。 チーム一の大きな声出しが持ち味。意識して声を出すようにし、井手口慎副部長らからも「チームが締まる」とムードメーカーとして評価されている。 対戦したい相手は長崎日大の西尾海純(みいと)投手(1年)。「センバツでは、誰にも負けないくらい大きな声を出して、チームの勝利に貢献したい」と意気込む。 〔長崎版〕