ダブル連結トラックの問題解決なるか? 専用駐車場予約システムの実証実験が東北道 那須高原SA(上り)ではじまる!
NEXCO東日本は、東北道 那須高原SA(上り)にて、ダブル連結トラック駐車場予約システムの実証実験をはじめると発表した。開始は2024年(令和6年)3月19日(火)12時から。駐車できずに休憩をとりにくいダブル連結トラックドライバーの確実な休憩時間の確保につなげたいという。 【図】那須高原SA(上り)のダブル連結トラックの駐車場予約システムはこんなかんじで運用される!
ダブル連結トラックの普及を阻む駐車スペースの壁
「ダブル連結トラック」とは、連結したトラックシャーシ(荷台)を1台のトラックヘッドで牽引することで、大型トラック2台分の荷物を輸送できる。 ダブル連結トラックは、これまで走行時の安全性や車両の安定性など、実証実験を繰り返したうえで実用化に至っている。その中で、喫緊の課題としてあげられるようになったのが、SA・PAにおける駐車スペースの不足である。大型トラック2台分の全長となるため、なかなか駐車できず、ドライバーは休憩を取りにくい状況にある。 そこでNEXCO東日本は、東北道の那須高原SA(上り)で、ダブル連結トラック専用の駐車場予約システムの実証実験を実施することにした。
東北道 那須SA(上り)でダブル連結トラック専用の駐車場予約システムはじまる
東北道 那須高原SA(上り)における、ダブル連結トラック駐車場予約システムの実証実験は、2024年(令和6年)3月19日(火)12時に開始となる。対象となるダブル連結トラックは、ETC2.0を搭載している、全長21m超の車両だ。 予約システムを利用してダブル連結トラックを駐車するには、事前にモニター登録をしたうえ、利用の2~3週間前にインターネットで予約する必要がある。予約は最大12時間まで、15分単位で可能だ。 予約した駐車場では、入口のゲートから進入して駐車し、そのまま直進して出口のゲートから退出するかたちとなる。ETC2.0で予約した車両を識別するため、予約専用レーンに予約した車両が進入すると自動でゲートが開閉する仕組みとなっている。 ダブル連結トラックを増やしていくためには、走行時の安全性や車両の安定性だけでなく、休憩のための駐車スペースの確保も重要だ。この実証実験が、環境の整備の足がかりとなることに期待したい。