これを知らないあなたは「必ず失敗」する!会社を買収する前に絶対立てるべき、納得の「秘策」
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第28回 『じつは、「M&Aは結婚と同じ」…意外と知らない買収の裏側を大公開! 理想の会社探しには「マッチングサイト」が重要だった…! 』より続く
購入して、それで終わり?
買収する会社探しを終え、基本合意契約を結べば、その後がM&Aの実行フェーズとなります。ただ、その前に重要なことを一つ付け加えておきます。 それは、買収後のプロセスを考えておくことです。会社を買うのも、結婚も、買ったら終わり、結婚したら終わりではありません。 買った後の経営、結婚した後の生活がどうなるのか、その先までイメージして、相手と話し合い、交渉をしておけば、失敗の確率をぐっと下げられます。 買収することが決まったら、「事業計画」を作ることになります。買収後はこの事業計画に従って経営をしていくので、事業計画は、会社を買った翌日からきちんと動ける体制という具体的なイメージを持って作ったほうがよいでしょう。
買収時点で売却までのイメージをする
買収後の経営(PMI:Post Merger Integration)を具体的にイメージすると、当然、その前の作業であるデューデリジェンス、事業計画作り、条件交渉などが変わってきます。PMIのイメージを持つのと持たないのとでは、買収後の動き方に大きな差が出るということです。 さらには、これから購入する会社を、あなたが何年間かオーナー社長として動かした後に、売却する際のこともイメージしておくことをお勧めします。 これは、いずれ会社を売って儲けたいという人だけでなく、自分は会社をずっと経営していくつもりだという人、自分の生活のためややりがいのために会社を買う人も同様です。 経営者はいずれ、会社の経営から退かなくてはならなくなります。 その先の会社をどうするつもりなのかを考えて、会社を買ってほしいと思います。 売却まで見据えてPMIを考え、デューデリジェンスをし、会社を探すのです。 M&Aのプロセスは、会社探しから売却までがひとつながりなのです。 『知らない人は「200万円以上」損している…平凡なサラリーマンの資産形成を飛躍的にサポート 「費用ゼロ」で成功させる驚愕の「裏技」』に続く
三戸 政和(日本創生投資代表)