天皇皇后両陛下、晩餐会に出席…日英友好への思い チャールズ国王は「お帰りなさい」
■笑顔に包まれた国王あいさつ
晩餐会はチャールズ国王のあいさつから始まりました。 チャールズ国王 「今宵、両陛下をバッキンガム宮殿にお迎えできることを、私と妻は大変うれしく思っております。英国に『お帰りなさい』」 両陛下のイギリス訪問を「お帰りなさい」と表現したチャールズ国王。このお言葉に両陛下も笑顔で応えました。日本文化ゆかりのキャラクターやアニメを交え、スピーチするチャールズ国王。 チャールズ国王 「スタジオジブリのアニメは世界中の観客を楽しませ続け、今年初めには宮崎駿監督の素晴らしい『君たちはどう生きるか』がアカデミー賞を受賞しました。今晩、ロンドンの劇場、ロンドン・コロセウムでは、「千と千尋の神隠し」の舞台が満席の観客を前に上映されます。ハローキティのお誕生日をぜひお祝いしたいと思います!」 会場は、笑いに包まれました。 国王のスピーチの最後には「カンパイ!」と、天皇陛下とチャールズ国王がグラスを合わせられました。 国王からのスピーチを受け、陛下のおことばは。 天皇陛下 「この度は、私と皇后を国賓としてお招きくださり、訪問の実現に向けて国王王妃両陛下を始め、貴国の皆様から多大なるご配慮とご尽力を頂いたことに、心から御礼申し上げます」 チャールズ国王やカミラ王妃への感謝の気持ちを述べられた後…。 天皇陛下 「私の祖父は1971年の晩餐会で、日英両国の各界の人々がますます頻繁に親しく接触し、心を開いて話し合うことを切に希望し、また、私の父は、1998年に同じ晩餐会で、日英両国民が、真にお互いを理解し合う努力を続け、今後の世界の平和と繁栄のために、手を携えて貢献していくことを切に念願しておりました」 さらに、天皇皇后両陛下がオックスフォードに留学された際のことについてふれました。 天皇陛下 「皇后と私が留学し、たしか陛下のご出身大学は違いましたよね」 ケンブリッジ大学を卒業されたチャールズ国王に対し話を振り、笑顔を交わされていました。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月26日放送分より)
テレビ朝日