『3COINS』でたった3,300円のノイズキャンセリングイヤホン、本当に大丈夫？ 実力をチェック！
イヤホンの接続方式は省エネのBluetooth Ver.5.3、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPなので、パソコンのビデオ会議などでヘッドセットとしても利用できます。対応コーデックは「SBC」以外に高音質な「AAC」にも対応しているので、これは期待できそうですね。 注目のENC＆ANC機能は「ノーマルモード（ノイキャンなし）」→「環境音取り込みモード（外部音取り込み）」→「ANCモード（外部音カット）」に切り替えることができますが、効果の強弱を調整することはできません。 実は、この切り替えはタッチセンサーで行うのですが、イヤホンを片耳のみで使う場合は、ANCや環境音取り込み機能は使えないようです。 イヤーピースは密閉感を高めるために3種類が同梱されています。自分の耳に合わせてイヤーピースを付け替えれば、ノイキャン機能をフル活用できるでしょう。 イヤホン本体のバッテリーは50mAhで連続7時間の再生が可能です。また、充電ケース側は400mAhとなっており約2.5回分充電が可能。充電ケースと合わせれば約24時間も使えるので、これなら通勤・通学に使っても安心です。 充電ケースはUSB Type-Cで充電できますが、USB-C/Aケーブルも同梱されています。なお、イヤホン本体はIPX4の防水機能があり、小雨程度なら対応できそうですね。
ENC搭載ANCワイヤレスイヤホンのノイキャンはどうなのか試してみる！
それでは、「ENC搭載ANCワイヤレスイヤホン」で実際に音楽を聴いてみましょう。 まず、「ノーマルモード」ですが、聴いたときの最初の印象は“音がこもってボヤっとしているな……”です。音が平坦で、低音、中音、高音のメリハリがありません。ちょっと、音楽を楽しむ目的には向いていない感じがしました。 コーデックをSBCからAACに切り替えても音質に大差なく、ちょっとガッカリです。ただ、イヤな感じの鋭い音ではないので、BGMを”ながら聴き”するような使い方ならいいかもしれません。 次に、注目のノイキャンについては、そもそもイヤーピースがピッタリなので、ノーマルモードではあまり周りの音が聴こえません。音楽を再生しない状態「ノーマル（ノイキャンなし）」「環境音取り込み」「ANC」を試したところ、機能による音の違いはなんとなく実感できました。しかし、実際に「ANCモード」で音楽を再生してみると、わずかに外部の雑音が軽減され、少し音楽に集中できるかな？ といった程度の効果しか感じられません。 また、「環境音取り込みモード」はあまり機能しておらず、音楽を再生してみても、外部音はさほど入ってこないので、ノーマルモードとの差はあまり感じませんでした。おそらく、元の音がボヤっとしているので、周囲の音がかき消されてしまっているのだと思います。
