お釣りの千円札「なんかサイズ違うんだけどwwww」 なぜこんなことが起きたのか...国立印刷局の見解は
「素材が紙のため、濡らした後に乾かせば縮んでしまう」
「お札の紙の原料は、みつまたやアバカなどの植物です。天然繊維を原料としているため、長い間使用したり、水に濡れたりするとわずかに縮むことがあります」 千円札がどのくらい縮むかについて、国立印刷局の広報官室では1月6日、取材に対し、「お札がどのような状態か分からないと答えられません」としたうえで、こう話した。 「素材が紙になっていますので、洋服と同じように、濡らした後に乾かせば、ある程度は縮んでしまいます。ATMや自販機で使えるかについては、程度の問題がありますので、一概には言えません。使えないときは、金融機関の窓口で両替してもらえるケースもあります。こちらには、そんなに多くの問い合わせは来ていません」 日本銀行の公式サイトでは、「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」のページで、「汚染、損傷その他の理由により使用することが困難となった銀行券」については、手数料なしで引換えの対象になるとしている。日本銀行の本支店で受け付け、基本的に当日中に判断して引換えを行うといい、事前の予約を促している。ただ、「偽造または変造されたものと鑑定されたものについては、返却しますので、所轄の警察署にお届けください」と呼びかけている。 (J-CASTニュース編集部 野口博之)