【巨人】岸田が倍増4300万円でサイン…来季の正捕手定着誓う「来年も自分が一番試合に出るというつもりで練習している」
プロ7年目で自己最多の88試合に出場し、セ・リーグトップの盗塁阻止率4割7分5厘をマークした巨人・岸田行倫捕手(28)が27日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2150万円から倍となる4300万円でサイン。「今まで試合に出続けることがなかったので、捕手がチームを背負っていることを痛感した。1年間頑張って良かった」と充実感をにじませた。 今季は開幕を2軍で迎えたが、4月初旬に1軍昇格すると守備面で投手陣の信頼を勝ち取り、チームの捕手陣で最多の72試合でスタメンマスクをかぶった。持ち味の打撃でも打率2割4分2厘、4本塁打、26打点とまずまずの成績を残した。 岸田は「盗塁阻止は流れを変えられるプレーだと実感した。シーズン中は『いつでも刺せる』くらいの気持ちでできていた」と自信を口に。ゴールデン・グラブ賞のセ・リーグ捕手部門での得票数も2位となり「一度は取ってみたい賞。無理とは思わない」と来季の初受賞へ意気込んだ。 巨人は、ソフトバンクからFA宣言した甲斐拓也捕手(32)の獲得に動いている。加入となれば強大なライバルとなるが、岸田は「来年も自分が一番試合に出るというつもりで練習している。今年いい経験をして、来年全然ダメだったら意味がない」と正捕手定着への決意を示した。(金額は推定)
中日スポーツ