大谷翔平が描く本塁打生産ペースの異例曲線、日本時代から大幅増 松井秀喜やイチローと対照的
<ドジャース10-0メッツ>◇21日(日本時間22日)◇ドジャースタジアム 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)21日(日本時間22日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、新たな日本人の歴史を刻んだ。メッツ戦に「2番DH」で出場し、3回の第2打席で今季5号の先制2ランを放った。メジャー通算176号で、松井秀喜氏を抜いて日本人メジャーリーガーの最多記録を更新した。3打数2安打2打点でチームの連敗は3でストップ。究極の打者を追い求めながら、ポストシーズン、その先の頂点を目指す。 【わかりやすい比較表】大谷翔平、松井秀喜、イチローの日米各球界での本塁打ペース ◇ ◇ ◇ 大谷の本塁打生産ペースを試合数で見ると、日本ハム時代は8・4試合に1本、大リーグでは4・2試合に1本と大きくペースアップした。何打数に1本打つかの本塁打率(打数÷本塁打)も日本21・6→米国14・6にアップ。松井秀は試合数で3・8→7・1、本塁打率は13・8→25・4とダウンした。 渡米1年目の満年齢は大谷(24歳)、松井秀(29歳)、イチロー(28歳)。大谷が米国でピークを迎える年齢だったこともあるが、日本の投手や打者が大リーグで日本時代を上回る成績を残すのは難しい傾向にある。