若者世代の主流は「フリック入力」? ガラケー世代とスマホの入力方法に大きな違い
トグル入力は、ガラケー時代からなじみのある人も多い入力方法。同じキーを何度かタップして文字を選択します。たとえば「か」のキーを3回タップすると「く」が入力されるという具合です。ちなみに筆者自身はガラケー時代から携帯電話を使っているため、トグル入力に慣れておりいまでも入力にはトグル入力をメインで使っています。フリック入力は「練習中」です。 ■キーボード入力(QWERTY) キーボード入力は、パソコンのキーボードと同じ配列を使った方法で、ローマ字入力や英字入力が可能です。パソコンユーザーはもちろん、スマホ黎明期に「BlackBerry」を使っていた方にとってもなじみ深い入力方法ではないでしょうか。この方法はパソコンに慣れている人にとっては使いやすいですが、キーのサイズが小さいため、スマホでは打ち間違いが発生しやすいという欠点もあります。
トグル入力が段々少数派になっていった理由は?
トグル入力が少数派になっていった理由は、やはり入力回数が多いためと考えられます。 フリック入力はタップする回数が少なくて済むため、長文の入力が速くて効率的です。LINEやX、InstagramのDMに加え、各種チャットアプリなどで「テキストでのやり取り」をする機会はやはり多いでしょう。毎日の入力文字数が膨大になるにつれ、自然とよりタップ数が少なくて済む入力方法を好む人が増えていったと見られます。 ■とはいえ「トグル入力」もまだまだ人気 とはいえ「トグル入力」もまだまだ人気です。たとえば先日、筆者がとある国内屈指の登録者数のYouTubeチャンネルを見ていたところ、30歳前後の人気芸能人の方がトグル入力でスマホ入力を行うシーンが映っていました。現状は「トグル入力が完全に廃れてフリック入力に変わった」というよりは「フリック入力の人気がどんどん増してきている途中」という状態に近いでしょう。 今後はフリック入力のシェア拡大に加え、音声入力のシェア増加も予測されます。かつてPCのキーボード入力でよく論議された「親指シフト派」「ローマ字入力派」のように、今後はスマホの「フリック入力派」「トグル入力派」「音声入力派」のように入力方法の議論がさらに活発化するかもしれませんね。
オトナライフ