衆院選 有権者に聞く「防災」の観点での期待は?【長野】
15日公示された衆院選の期日前投票が始まり、各地に設けられた投票所で有権者が一票を投じました。 長野市役所に設置された期日前投票所では立会人と有権者が投票箱の中が空になっていることを確認して投票が始まりました。 今回の衆院選の投開票日は27日ですが、9日解散、15日公示と準備期間が非常に短くなっています。 そのため手元に投票所入場券が届いていないという有権者もいましたが受付で本人確認をして無事に投票を済ませました。 ■長野市選挙管理委員会・山岸健二事務局長 「急な解散で準備時間も満足に取れなかったが、何とか期日前投票所の開設に間に合わせることができた。投票所入場券がきょうの段階でも届いていないという人もいるが、郵便局には渡しているので、もう少々お待ちいただきたい」 期日前投票をした有権者は。 ■有権者 「なるべく早めに投票して、もし間に合わないということが起きちゃいけないので」 県内185カ所に設置される期日前投票所では、一部を除き投開票日前日の26日まで午前8時半から午後8時まで投票することができます。 政治とカネの問題や、物価高対策が争点とされる今回の衆院選。 一方で、近年激甚化する災害への対策も大きな課題です。 先週末、台風19号により千曲川の堤防が決壊してから5年となりました。 被災者となった有権者たちが候補者に求めるのはー。 ■豊野地区の住民(60代) 「治水対策を進めてもらいたい」 ■豊野地区の住民(70代) 「完全に水害に遭わないことは可能なのかな?ゼロになるかなと半信半疑。やっぱりそこに焦点当ててくれる人。いま他の事言っているでしょ。物価上昇、増税。災害についてうたっている人がいない」 ■豊野地区の住民(60代) 「千曲川の河床整備は15年くらい前から要望していたはずなんです。ところがそれを全然受け付けなかった。いざ災害になった途端に急に河床整備を始めた。地域から要望が上がってくるのによく耳を傾けろと言いたい」 また、長野市で開かれた防災の勉強会でも、国に「言いたいこと」がある人たちが、たくさんいました。 ■小布施町の住民(80代) 「今回いいチャンス」」 (Q政治でも防災を考えるいいチャンス?) 「そうそう、それを手がけてくれないような人には入れたくない」 ■篠ノ井地区の住民(70代) 「国からの予算でしょう。その予算ってどうやって引っ張ってくるのかなとさかのぼっていくと、やっぱり選挙って絶対必要だし、そのお金を引っ張ってこられる議員に入れて働いてもらわなくちゃいけないのかなと」 ■豊野地区の住民(70代) 「今度の(選挙で)防災・防災って言うでしょ。来てほしい地元に来てほしい。地べた(に寝る)生活を知ってほしい。その上で言ってほしい。被災した人がどんな思いになるか、そういうことへの想像力をふくらませてほしい」