原爆ドーム（広島市）近くの「おりづるタワー」で訪れた人が平和を願って投入した折り鶴が100万羽に達し、記念セレモニーが行われました。 【写真を見る】「平和を願う人たちの心によりそう施設」 おりづるタワー “おりづるの壁” 100万羽達成 100万羽目の折り鶴を投入したのは、広島市佐伯区から訪れた 平原奏一郎 さんの家族です。平原さんには、おりづるタワーの年間パスポートや食事券などが贈られました。 平原奏一郎 さん 「びっくりしたのが一番。世界の平和と家族が健康で安全に過ごせるよう、気持ちを込めて、（鶴を）折りました」 2016年にオープンしたおりづるタワーの北側には、ガラスで囲われた高さ50メートルの「おりづるの壁」があります。訪れた人が12階から平和への願いを込めて折り鶴を投入し、壁を埋めていく仕掛けになっています。 ヒロマツホールディングス　松田哲也 会長 「平和を願う人たちの心によりそう施設でありたいなと思う」 おりづるの壁にある折り鶴は、来年の被爆80年を節目に一度、取り出され、再生するプロジェクトが予定されています。