【大学野球】佛教大が接戦制し第2代表決定戦進出…目標の「全国ベスト4」へ全員でバトンつなぐ
◆第22回大阪市長杯争奪関西地区大学選手権 第3日 ▽敗者復活2回戦 佛教大2―0奈良学園大(4日・大阪市南港中央) 勝利すれば明治神宮大会(20日~25日)への第2代表決定戦への進出が決まる一戦は、佛教大が僅差で制した。 奈良学園大は八木唯斗(2年)、佛教大は野下陽祐(1年)の、両先発が好投し、引き締まった試合展開となった。試合が動いたのは7回、先頭の能登原健生左翼手(3年)が左中間へ三塁打を放ち、チャンスメイク。続く喜多智也三塁手(4年)が左中間へ適時二塁打を運び、先制点を奪った。「最悪でも犠飛という意識だった。打った瞬間に外野に飛んだのでホッとしました」と塁上で大きくガッツポーズを披露。後続も続いてこの回2得点を挙げ、そのまま逃げ切った。 チームに宿る精神は“バトンパス”。殊勲の4年生は「400メートルリレーに例えると、10人抜きできるような選手はいない。でも日本代表のバトンパスのように、四死球やバントなど細かい目の前の事を一人一人がちゃんとやっていけるかどうかが大事」と共通認識を明かす。この日も代打で出場した選手がバントを決めるなど、一丸となる姿勢が見えた。次戦で代表権を勝ち取り、秋季リーグ戦開幕時に掲げた「全国ベスト4」というゴールに、全員でバトンをつなぐ。
報知新聞社