梼原町在住の茅葺き職人が現代の名工に 高知県内では46人目【高知】
卓越した技能を持つ技能者を国が表彰する「現代の名工」。今年度は高知県内から梼原町在住の茅葺き職人が選ばれました。 今年度の現代の名工に選ばれたのは、梼原町の茅葺き職人・川上義範さん(77歳)です。 川上さんは40年以上前から茅葺き職人を務め、中四国や近畿地方などで国や県などが指定する文化財の茅葺き屋根の修復や葺き替えを行うなど、文化財の保護に大きく貢献したことが評価されました。 また、後継者の育成にも務め、天候や職人の数を考慮した一面ごとの葺き替え法を指導するなど幅広い応用技術の継承を行っています。 県内の現代の名工は川上さんが46人目。茅葺き職人としては初めての受賞となります。 川上さんは11月11日に東京で開かれる表彰式に出席するということです。