【警戒】発行まで1週間「新紙幣」詐欺に警察も注意喚起 “注意すべき4つの言葉”を解説
新紙幣詐欺を防止「注意すべき4つの言葉」
田中良幸情報キャスター: 松田さんに監修してもらいながら、これを言われたら要注意という4つの言葉をまとめました。 ■注意すべき言葉①「キャッシュカードを変更」 全国銀行協会を装い電話をして訪問。 「銀行法が改正されるので不正操作防止用のキャッシュカードに変更する必要がある」、さらに「新しいカードが来るまで封筒に入れて保管して」と促してきます。そして封筒にカードを入れさせ、目を離した隙に封筒ごと別の物にすり替えて、カードをだまし取る。 ■注意すべき言葉②「旧紙幣が使えなくなるので」 全国銀行協会を装い電話をして訪問。「旧紙幣が使えなくなるので新紙幣に交換します」と言い、現金を回収。 また、「旧紙幣がつかえなくなるので、金融庁の口座に預けてもらって新紙幣を振り込みます」と電話し、振り込ませる。 MC谷原章介: 旧紙幣や古いキャッシュカードが使えなくなることはないですよね? 詐欺防止ネットワーク 松田俊也代表理事: 旧紙幣が無効になるということは一切ございません。それから今皆さまがお使いのキャッシュカードも使えなくなるということも全くありません。 ■注意すべき言葉③「口座が古くて」 市の職員を名乗る人物から電話がかかってきて、「お金を振り込みたいが、口座が古くて新紙幣を振り込めません。口座の変更と一緒に新紙幣に交換するので金融庁の口座に一度振り込んでください」という手口。 ■注意すべき言葉④「偽札が紛れた可能性」 警察を名乗る人物が訪問、「詐欺グループに口座が不正利用されていましたよ」と不安をあおった上で「あなたの口座や現金に偽札が紛れた可能性があるため、安全な新紙幣に交換して返却します」という話をされ、だまし取って持ち去られる。 ―改めて注意しなければいけないことは? 詐欺防止ネットワーク 松田俊也代表理事: 気をつけるポイントは大きく3つあります。1つ目は、「新紙幣、新キャッシュカードに交換します」といった話が出たら、それは間違いなく詐欺だと思っていただく。2つ目としては、金融庁・全国銀行協会から一般家庭に電話がかかるということも一切ございません。最後に、資産状況について確認するような電話がありましたら、こちらも詐欺だというふうに疑っていただいて、電話を切っていただく。こういったことがとても大切なことだと思います。 (『めざまし8』 2024年6月26日放送より)
めざまし8