4年ぶりに子ヤギ、双子で 三重・多気 ごかつら池どうぶつパーク
母親・あんこ初出産 きょうお披露目、愛称も募る
三重県多気郡多気町五桂の「ごかつら池どうぶつパーク」で、11月に4年ぶりに誕生した双子の雌のヤギ2頭が、きょう25日午後1時すぎから、初めて一般公開される。同時にこの子ヤギたちの愛称も募集し始め、1月19日まで受け付ける。発表は同月25日。 一般公開されるのは、11月20日午後2時ごろに誕生した双子の雌のヤギ2匹。体重5キロほどに成長し、12月18日から広い飼育スペースで慣らしているが、ピョンピョンと元気に飛び跳ねながら走り回っている。 母親は4歳の「あんこ」で初産だった。父親は不明だが、1匹は真っ白な毛色、もう1匹はあんこ似のグレーと白のまだら模様が特徴だ。担当飼育員の原田大輝さん(23)によると「白い子の方が好奇心旺盛で、お客さんにもよく寄って行きます」とのこと。 子ヤギが加わり、同パークのヤギは14匹(雄3匹、雌11匹)に増えた。他のヤギたちは、赤ちゃんを見たことがなく最初はびっくりした様子を見せていたが、今ではすっかり慣れたという。 原田さんによると、ヤギの妊娠期間は約150日のため、今年6月ごろに妊娠したとみられる。最初は性別が分からなかったが、生後2週間ほどで2匹とも雌だと分かった。現在、あんこが母乳で育てているが、生後3カ月ほどで乳離れする。 子育てには、あんこの母親「おかき」(5歳)も協力。そのため2匹は、おかきやあんこと一緒にいることが多い。 原田さんは「子ヤギが離れると、あんこが鳴いて呼ぶことも。母親と祖母が協力して子育てしている姿をぜひ見てほしい」と話した。 愛称は、同パーク公式サイトの応募フォーム、または園内掲示のポスターのQRコードから応募する。 採用者には、抽選で2人に子ヤギの縫いぐるみがプレゼントされる。