【リニア新幹線工事】「先進坑」を掘削する上でのリスク管理について県境300メートル以内に入るまでに具体的な方法を策定 JR東海 丹羽俊介社長
リニア工事を巡りJR東海は、2025年1月以降に進める予定の「先進坑」を掘削する上でのリスク管理について、県境から300メートル以内の区間に入るまでに具体的な方法を策定する方針を示しました。 JR東海 丹羽俊介社長: 「引き続きボーリング調査のデータに基づき、山梨県あるいは静岡県の皆様をはじめとした関係者の方々と対話をしながら、県境手前までの先進坑の掘削工事を慎重に進めてまいりたい」 18日の会見で、ボーリング調査の次の段階にあたる「先進坑」の掘削を慎重に進める方針を示したJR東海の丹羽社長。 山梨県側から進むボーリング調査は、11月20日静岡県内に到達しましたが、10メートル進んだところで穴詰まりが起き、中断。 JR東海は2025年1月以降に山梨県側から先進坑の工事をした後、再開する方針を示しています。 県境から300メートル区間の掘削におけるリスク管理について丹羽社長は…。 JR東海 丹羽俊介社長: 「掘り始めてまだ時間があるので、300メートル以内の区間の掘削に入るまでに、具体的な方法を策定したいと考えている」 また、工事で出る発生土を置く候補地となっている静岡市葵区の「ツバクロ」における地震への対応策については、静岡県の専門部会の委員の意見を聞きながら、必要な対応を検討する方針です。