“大きく傾いた家”6人家族は… 避難所では高齢者への感染症対策も課題
課題は高齢者にも。石川・輪島市にある「地域生活支援ウミュードゥソラ」は元々、高齢者や障害者のための福祉施設ですが、現在は避難所としても利用されています。ここで懸念されているのが感染症の拡大です。 「昨日、健康センター行ってまいりましたけど、嘔吐(おうと)が激しいんですね。ごろ寝状態で次々と嘔吐していくんですね」 輪島市のほかの避難所ではすでに感染症が広がり、発熱や嘔吐の症状が相次いでいるといいますが… 「手洗いで次亜塩素酸ありますか」 「そんなには持ってきていない」 消毒液や体温計など、感染症対策に必要なものが不足しているといいます。
全国訪問ボランティアナースの会「キャンナス」 菅原健介さん 「介護職や医療職がいないところがたくさんあるなかで、感染が拡大してるっていうのは、とめられないくらい広がっているというのは、輪島の避難所の実態だと思う。金沢とかほかの地域にいったん避難していくことを進めていければ」 長引く避難生活。幅広い支援が求められています。