オリックス・山下 野球人生を見据え体作り さらなる飛躍目指す昨季の新人王
「オリックス5-2日本ハム」(18日、京セラドーム大阪) オリックスが一発攻勢で連勝を4に伸ばした。7月26日以来のマウンドとなった先発の山下舜平大投手は要所を締める投球で5回2安打1失点。今季初勝利を手にした昨季の新人王の高い意識をデイリースポーツの記者が紹介する。 ◇ ◇ 昨季新人王からのさらなる飛躍を目指し、山下はオフに最大107キロまで体重を増量させたが、現在は105キロ前後を維持。シーズン中に体重が落ちる前提でトレーニングを積み「いい感じに体も扱いやすくなっている」と体になじんできた。 1日5食を目標に、キャンプ中はネット販売の弁当を特注するなど食意識も高かった。「いろんなものを食べられて、おなかもすかない」という理由から栄養面はサプリメント任せにはせず、一般的な食事から取ることを重視。ただ、春先から未勝利と苦しみ、現在では「必要なものをバランス良く取る意識はありますが、今はあまり制限をかけすぎないようにしてて。サプリメントも飲みます。でもアイスは食べないですよ(笑)」と、少し緩和させたそうだ。 体作りのポイントも長い野球人生を見据えてのこと。「一番は野球。いかに野球のパフォーマンスを上がるようにやっていくかだけなので」。西武・今井には体のメカニクスの重要性を学び「すごく自分の体を理解されている」と自身の体を知ることの大切さを教えられた。苦しんだ日々も糧とし、己の理想型を作り上げていく。(デイリースポーツ・関谷文哉)