【スックワンキントーン】森岡悠樹がダウン量産で防衛に成功
スックワンキントーンadvance 2024年9月23日(月・祝)東京・後楽園ホール 【写真】ダウンを奪った森岡の顔面ヒザ ▼セミファイナル(第11試合) スックワンキントーン スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R 〇森岡悠樹(北流会君津ジム/王者) 判定3-0 50-46、49-45×2 ×笠原直希(シーザージム/挑戦者・同級1位) ※森岡が初防衛に成功。 森岡はKNOCK OUTを主戦場とし、2023年に「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制して自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。2024年5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリにダウンを奪われる劣勢もノーモーションの右ストレートで逆転KO勝ち。6月のシュートボクシングでは山田虎矢太にTKOで敗れた。戦績は14勝(9KO)12敗2分。11月10日のNJKFで『KICKBOXING JAPAN CUP 2024』の1回戦が決まっているため、ここは何としても防衛に成功したいところだ。 笠原はそのシュートボクシング所属で、SB日本ライト級王者・笠原弘希、SB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希を兄に持つ。2人と同じく小さい頃からシーザージムに通い、アマチュアではSB全国大会-45kg級で優勝。2022年4月の『RISE ELDORADO 2022』でプロデビューし、那須川天心の第・那須川龍心に敗れはしたが、接戦を繰り広げた。2023年4月のスックワンキントーン初参戦から2024年6月のスックワンキントーンまで8戦負け無しの快進撃中。9勝2敗1分。 1R、森岡の右ミドルに右ローを蹴り返していく笠原。森岡は圧をかけて前へ出ていき、右の強打を打ち込んでいく。笠原はジャブをボディへ打ち、これがよく決まる。終盤、コーナーへ詰めた森岡が連打を決め、笠原は尻もちをつく。 2R、笠原はこのラウンドは下がらず前へ出る。左ボディ、右ローと攻めていくが、森岡は右の強打で押し返していく。森岡の右ストレートに顔を下げた笠原へ森岡がヒザを突き上げてダウンを奪う。笠原はパンチで逆襲に転じるが、森岡が右フックでダウンを追加。さらに右ヒジの連打で猛然と攻め込む。 3R、笠原が打ち合いに行き、森岡もこれに応える。激しいパンチの応酬が繰り広げられる中、森岡が右ヒジを振り抜いてダウンを奪う。笠原は徹底したボディ攻め。 4R、笠原は左ボディを狙い撃ちにし、左ボディをフェイントにしての左フック、ワンツーとパンチで逆転を狙うが、森岡は要所要所でジャブを突きペースを握らせない。終盤には右ストレート、右フックも打って手数は少なかったがペースを譲らなかった。 5R、逆転を狙う笠原がパンチで攻め込むも森岡は左ミドルも蹴って全くペースを握らせない。要所で右フックの強打も打つ。ボディの打ち合いもあり、最後は森岡が上手さも見せて試合終了。判定3-0で大差をつけての森岡の勝利となった。 スーパーレックにベルトを巻いてもらった森岡はマイクを持つと「笠原選手、18歳とは思えないタフな選手でこれからもっと強くなると思います」と、挑戦者を称えた。
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