”混セ”を制するのは…?”セ・リーグ優勝争いのキーマン(6)カープにいる「離脱さえなければ」
レギュラーシーズンも最終盤を迎えている2024年のプロ野球。セントラル・リーグでは、いまだ熾烈な優勝争いが繰り広げている。そこで今回は、王座を視界にとらえている広島東洋カープ、読売ジャイアンツ、阪神タイガースの3球団から、リーグ優勝のキーマンとなりそうな選手を紹介したい。(※今季成績は9月13日時点)
末包昇大(広島東洋カープ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:188cm/112kg ・生年月日:1996年5月27日 ・経歴:高松商 - 東洋大 - 大阪ガス ・ドラフト:2021年ドラフト6位 昨季は2桁本塁打を放つなど、チーム屈指の長打力を持つ末包昇大。右の長距離砲はチームで希少となっており、得点力に大きな影響を及ぼす存在となっている。 大阪ガスから2021年ドラフト6位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーは31試合の出場で2本塁打にとどまったが、プロ2年目の昨季は、65試合の出場ながら打率.273、11本塁打、27打点の好成績を残した。 今季は故障で開幕から出遅れたが、5月に一軍昇格。同月は月間3割超の打率を残していた。しかし、6月後半に肉離れを発症し、再び離脱を強いられた。 それでも8月に復帰を果たすと、ここまで62試合の出場で打率.2、9本塁打、33打点と持ち前の打棒を発揮。 広島では小園海斗、坂倉将吾、秋山翔吾など左打者が多く、長打力のある右打者の存在が貴重となっている。 また、得点力は大きな課題となっているだけに、残りシーズンを離脱なく、安定した働きを見せることができるかがチームの命運を握ることになりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部