石破首相初の所信表明 “裏金議員”公認問題で調整続く…発言はトーンダウン? 野党からは“ブレ”指摘も
石破首相(首相就任会見、1日) 「選挙区でどれくらい支持をいただいているのか把握しながら、公認するか否か、決定をいたしてまいります」 公認に含みを持たせるなど、トーンダウンした印象も…。公認問題は今も調整が続いていますが、自民党執行部は“裏金議員”について、比例代表での「重複立候補は認めない」案が浮上しているものの、「基本的に公認」する方向で検討しています。 石破首相の変化について、塩村議員は… 立憲民主党 塩村参院議員 「党員の皆さんも、そうした部分をおそらく期待して、石破さんに票を入れていたということもあると思うので、そこは大きく期待を皆さん、裏切られたんじゃないかと思う」 ◇ 所信表明について各党からは… 公明党 石井代表 「ご自分の言葉で、随分ご自分の思いをしっかり込められた所信表明になっているなと思いました」
立憲民主党 野田代表 「近代まれに見るスカスカの所信表明じゃないですか。見事に言行不一致を示してますね。これはね、政治に対する信頼を本当に失墜させると思います。残念なことだと思います」 日本維新の会 馬場代表 「政治資金問題で失われた信頼の回復、という意味合いの言葉が、4度使われています。ただ、なぜこの信頼が失われたかということを、きちっと把握されているのかどうか、全く疑問であります」
共産党 田村委員長 「政治一般でくくってもらっては困るわけです。自民党が信頼を失っているわけです。それを政治一般論にすり替えるとは何事かと」 国民民主党 玉木代表 「冒頭5つの守るということで、おっしゃったんですが、まず予算委員会を開くという自らの約束を守ってほしい」
演説終了後、さらに国会内ではこんな一幕もありました。 立憲民主党 辻元代表代行 「予算委の質問作ってたのに、残念だわ」 石破首相 「で、どうしたの、どうしたの?立ったの?」 立憲民主党 辻元代表代行 「(質問)立つよ。だから石破さんが予算委員会やってくれたら立つよ」 石破首相 「ごめんねぇ」 予算委員会を開かないことについて「ごめん」と謝った石破首相。党首討論は9日に開かれることで与野党は合意していて、衆院選前の最後の国会論戦となる見通しです。