久里町老人クラブが受章 エイジレス・ライフ社会参加活動 全国29団体の一つに選出 内閣府
社会活動などに生き生きと取り組む高齢者個人や団体を表彰する内閣府の「エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例」の発表がこのほどあり、鹿児島県奄美市名瀬の久里町老人クラブ「再春会」(中原輝久会長、会員33人)が全国29団体の一つに選出された。18日は県大島支庁で伝達式があり、松藤啓介支庁長が中原会長(85)らへ賞状と記念の盾を手渡した。 都道府県などから推薦を受けた個人・団体の中から選出され、今年は推薦のあった70個人と48団体の中から49人と29団体が受章した。県内では再春会が唯一で、奄美関係の受章は2年ぶり。 再春会は1963年結成。60~80代が中心となり、児童のあいさつ・見守り活動や地域の美化活動、独居高齢者や障がい者の安否確認、防災活動などに取り組んでいる。松藤支庁長は「市街地の自治会組織の先駆けとなり、現在も生き生きと活動して高齢者の社会参加の模範となっている」と活動をたたえた。 賞状を受け取った中原会長は「みんなで元気に仲良く明るく楽しくをモットーに、加入や活動参加を強制しなかったことが長続きの秘訣(ひけつ)かもしれない。次の世代の人たちにも活動に加わってもらえたらうれしい」と語った。