追跡!野菜のお値段 上市町のサトイモ
富山テレビ放送
続いては「追跡!野菜のお値段」担当は吉國さんです。 こんにちは。 今週は出荷の最盛期を迎えているサトイモに注目です。 柔らかく粘り気が強いことでも知られる上市町のサトイモ畑でも今年の出来などを聞いてきました。 それではいきましょう。追跡!野菜のお値段! *吉國リポーター 「おはようございます。きょうも地物野菜たくさん入荷しています」 *野菜一筋41年 大松青果 大井山行雄会長 「朝晩が冷え込んできたため果物が色づいたり、葉物野菜の出荷が増え、入荷が多くなっている状況。ホウレンソウ、ギンナンも入荷している。入荷が多いと思ったのはカキ。水島柿だけではなく渋柿も入荷。皮をむいて干し柿にしたり、焼酎やガスで渋みを抜いて食べる。急に入荷が増えた」 そして今週から入荷が始まったのは県産のハクサイ。 *野菜一筋41年 大松青果 大井山行雄会長 「全般的に白菜やキャベツが端境期で値段が上がっている。魚津産の白菜は12月始めごろまで続くとみられる。」 Q一玉いくら? 「300円前後」 入荷量が多かったのが、地物のサトイモです。 *野菜一筋41年 大松青果 大井山行雄会長 「上市産のサトイモ。去年は不作だったが今年は収量が多く、去年と比べると、値段も1割~2割安くなっている」 今週はサトイモが市場に届くまでどんな作業が行われているのか取材してきました。 *吉國リポーター 「きょうは市場を出て上市町にあるJAアルプス野菜集荷場に来ました。こちらでは今ピークを迎えるサトイモの箱詰め作業が行われています」 まずは収穫を体験。 茎を切りスコップで掘り起こすと20個ほどの里芋が出てきました。 昨年は、水不足や害虫の影響でやや小粒でしたが、今年は6月~7月の実が大きくなる時期に適度な雨が降ったことで順調に育ったということです。 収穫した里芋は貯蔵中の腐敗を防ぐため倉庫などに広げて置き、十分に乾かします。 そして選別作業。 *吉國リポーター 「こちらでは里芋の大きさの選別が行われています。サイズがこのように2S~3Lまでありそれを目視や手の感覚で選別しているそうです」 私も体験してみました。 *吉國リポーター 「これは少し大きいですか?」 こうして箱詰めされたサトイモが市場に届きます。 Q今年のサトイモの出来は? *上市町蔬菜園芸協会 酒井恒雄会長 「今年は梅雨明けから適度な降水量があり非常に良かった。猛暑ではあったが害虫が発生しなかったため、去年は30トンだったが今年は47トンの収穫量を見込んでいる」 さて今週は上市産のサトイモを使って芋煮を作ります。 材料はこちらです。 まずは鍋に和風だし・サトイモ・こんにゃくを入れ10煮分ほど煮てアクが出たら取り除きます。 他の野菜と牛肉・めんつゆを入れてさらに野菜が柔らかくなるまで煮込めば完成です。 *吉國リポーター 「おいしい。ねっとりしていてとろけるような感じがありますね」 *野菜一筋41年 大松青果 大井山行雄会長 「上市産ならではの味だと思います」 きょうの注目野菜サトイモの選び方のポイントはこちらです。 *野菜一筋41年 大松青果 大井山行雄会長 「傷が少なくて皮がしっとりとしているものを選んでいただければ。富山県産のサトイモ、2月ごろまで入荷が続くと思う。ぜひ召し上がっていただければ。富山県民好みのとろとろ柔らかいねっとりとしたサトイモ。おすすめしたい」 それではお値段表見ていきましょう。 市場での取引価格、先週との比較です。 キャベツとトマトが2割ほど値上がり。 そのほかの野菜は値下がりまたは横ばいとなっています。 今が出荷のピークの県産のサトイモは、とてもねっとりとしていて美味しかったです。 お買い物の参考になさってください。 ここまで野菜のお値段でした。
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