ボクシング 井岡一翔と統一戦を闘うマルティネス、飛行機の機材トラブルで来日が1日遅れに
プロボクシングのIBF世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=の来日が1日遅れることが27日、分かった。志成ジムの二宮雄介マネジャーが明かした。WBA王者の井岡一翔(35)=志成=との2団体王座統一戦(7月7日、東京・両国国技館)を控えている。 【写真】対談した武尊と握手を交わす井岡一翔 当初はアルゼンチン・ブエノスアイレスから米フロリダ州マイアミと米テキサス州ダラスを経由して27日の午後に来日予定だったが、飛行機の機材トラブルで米国内の乗り継ぎができなかった。28日の午後に来日予定。27日午後6時から東京・後楽園ホールで開催される志成ジム主催興行に来場し、メインイベント前にリングに上がって公開インタビューを受ける予定だったが中止を余儀なくされた。28日午前にはアルゼンチン大使館に訪問する予定もあったが、7月に延期された。 マルティネスは2022年2月に米ネバダ州ラスベガスで、10度目の防衛を目指していた王者のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を相手に世界初挑戦し、3-0の12回判定勝ち。新王者となった。同10月のダイレクトリマッチでも3-0で12回判定勝ちし、初防衛に成功。昨年6月に米ミネソタ州ミネアポリスで、指名挑戦者で同級1位だったジェイド・ボルネア(フィリピン)に11回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功して以来の試合となる。身長157センチと小柄で、左右のフックなどを強振してくる右ファイター。アマチュア時代には15年世界選手権、16年リオデジャネイロ五輪にフライ級で出場するも、ともに1回戦で敗退している。 4月21日には母国から初来日し、22日に東京・港区の品川プリンスホテルメインタワーで開かれた発表会見に出席。今回が2度目の来日となる。 興行はインターネットテレビのABEMAで午後3時45分から独占無料生配信される。プロ戦績はマルティネスが16戦16勝(9KO)、井岡が34戦31勝(16KO)2敗1分け。(尾﨑陽介)