現地在住ライターが案内! ストックホルムで行くべきスポット 11選
北欧最大の都市であるスウェーデンのストックホルム。この街も古い建物をよみがえらせ、次世代へとつなぐ動きが著しい。新しいが落ち着きのある空間が多く、旅人を静かに迎え入れてくれる。 『エル・デコ』8月号より。 ※記載したデータは取材時のものとなり、変更の可能性があります。あらかじめご了承ください。
ETT HEM(エット ヘム)
ゆったり過ごせるリッチな「家」 数々の受賞歴がある世界的にも有名なブティックホテル、名前はスウェーデン語で「家」の意。2022年に隣接の建物へとスペースを拡張した。新しい棟は単に客室数を増やすだけでなく、ゲストがゆったりと過ごせるスペースを充実させている。 天井の壁紙が美しい屋根裏部屋のスイートルーム。新館のインテリアデザインも本館と同じく、イギリス人デザイナーのイルゼ・クロフォードが担当。
エントランスのサイン。ここから美しい石畳の通路が続いている。
ラグジュアリーなソファセットにチェアやラグでストライプを合わせたリッチなラウンジ。
大きなテーブルが置かれた客間。 Sköldungagatan 2, 114 27 Stockholm
ACNE STUDIOS NORRMALMSTORG(アクネ ストゥディオズ ノルマルムストーグ)
モニュメンタルな19世紀の建築の再解釈 ストックホルム症候群の語源となった1973年の銀行強盗事件。アクネ ストゥディオズの旗艦店は当時その銀行が入っていた建物にあり、2020年にリニューアル。建物が持つ大理石の構造を利用し、ドーリア式の柱、大理石の床やテーブルなどをあしらった。 ストアデザインはアーキテクチュラジーが手がけた。照明システムはブノワ・ラロズによるもの。
重厚感漂うショップの外観。リニューアルに際して建築の起源を研究することからはじめた。 Norrmalmstorg 2, 111 46 Stockholm
HOTEL RUTH(ホテル・ルース)
19世紀の邸宅が新たな隠れ家ホテルに 市立図書館近くに2021年にオープンしたブティックホテル。19世紀末の邸宅をコンバージョンし、家具は新しくデザイン。同じ客室はなく、誰かの家に帰ってきたような気持ちになれるホテルだ。生クリームのケーキとノンアルコールシャンパンの朝食が話題に。 中央駅からも近いヴァーサスタンエリアでは初めてのブティックホテル。