原因は「両親の不仲」以外にも...親の姓を捨てた「2世セレブ」たちを一挙公開
ニコラス・コッポラからニコラス・ケイジに
ハリウッドで最も有名な俳優の1人、ニコラス・ケイジはとてつもなく有名な家系の出身だ。 父方から見ると、高い評価を得ているフランシス・フォード・コッポラ監督と女優タリア・シャイアの甥であり、ロマン・コッポラ監督やソフィア・コッポラ監督、映画プロデューサーのジャン=カルロ・コッポラ、俳優のロバート・シュワルツマンやジェイソン・シュワルツマンなど、成功した「いとこ」たちがいる。 コッポラ姓にしがみつけば道が開けると考える人もいるだろうが、エンターテインメント業界で名を上げようとするとき、彼は有名な家族から距離を置きたいと考えた。 叔父であるフランシス・フォード・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』について、彼は「『朝のニコラスの臭いは格別だ』なんて言ってくる人が後を絶たなかった」と米「ワイヤード」誌に語っている。 「(コッポラ姓は)必要ないと思って、ケイジに変えたんだ。マーベル・コミックのルーク・ケイジと前衛作曲家のジョン・ケージの名前を組み合わせて。それ以来、僕が何をしてきたかを物語っている」
マリア・オバマからマリア・アンに
法的な手続きは取っていないが、バラク・オバマ元大統領とミシェル・オバマ元大統領夫人の娘であるマリア・オバマは、マリア・アンを名乗っている。ジョリーやノエルと同様、ミドルネームを姓として使用する形だ。 今年1月のサンダンス映画祭で短編映画デビューを果たした彼女は、元大統領の娘という肩書がもたらす固定観念を払拭すべく、改名を決断した。 「ハリウッド・レポーター」誌によると、彼女が上演した『The Heart』は母親に奇妙な遺言を残された遺児の物語だという。
ウィル・スミスの子供たち
セレブカップルの俳優ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスの子供、ウィロー・スミスとジェイデン・スミスは、スミス姓を完全に捨てたわけではないが、音楽活動においては用いていない。 ラジオ番組『ザ・ゼイン・ロウ・ショー』でのインタビューで、ジェイデンはスミス姓を使わないと決めた理由を説明し、妹のウィローが先にファーストネームだけで名乗り始めたことを明かした。 「ある時から妹が名前をウィローに変えていると気づいた。彼女はもうウィロー・スミスじゃないんだ」 「ああ、(気づくのに)時間がかかった。とても時間がかかったよ。ウィロー・スミスで調べても出てくるからね。彼女がただのウィローになったとわかると、『よぉ、強いな。名字を言わなくてもいいような気がする。君はただのウィローなんだから』と思った」 それから彼はこう付け加えた。 「僕は違うキャラクターを作るんだ。それは僕がデヴィッド・ボウイを大好きな理由でもあるんだけど。僕の場合、ジェイデンは音楽で、ジェイデン・スミスは映画俳優としての自分なんだ。ちょっとだけ区別したい。ちょっとだけ違いが起きていることを見せたいんだ」