【エリザベス女王杯】ルメール騎手連覇へレガレイラ「ウイークポイントはスタート」/会見全文
エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、10日=京都)の共同会見が6日、東西トレセンで行われた。レガレイラ(牝3、木村)に騎乗するクリストフ・ルメール騎手(45)は、昨年(ブレイディヴェーグ)に続く連覇へ意気込みを語った。 全文は以下の通り。 -前走(ローズS5着)を振り返って その日は休み明けでした。4カ月ぶりで競馬を使いました。プラス10キロで、まだトップコンディションじゃなかったと思います。さらに(大外の)15番枠でちょっと厳しかったですね。いつも通りレガレイラのスタートがちょっと遅かったので後ろからになって、それから冷静には走ってくれたけど、ペースはそんなに速くなかったので、最後にいい脚を使っても間に合わなかったです。ラスト200メートルは一番速かったですし、5着でもいい競馬をしてくれました。 -春に比べての成長は パワーアップしましたね。ダービーの時は返し馬でちょっと硬かったけど、ローズSの時は完璧な返し馬でした。自信がありましたけど、中京競馬場はあまり合わなかったですね。 -これから良くなってほしい部分は 彼女のウイークポイントはスタートですね。いつも1、2歩目はちょっと遅いからポジションをとれない。それでも最後はいい脚を使います。ホープフルSを勝った時は直線でよく動いていました。今回は京都競馬場の2200メートルで、ちょっといいスタートをしたらミドルポジション(中団)から競馬をしたいです。 -ストロングポイントは 最後の直線でいい瞬発力があります。最後ですごく加速する。残念ながらダービーの時は超遅いペースでした。ローズSの時も後ろから間に合わなかったけど、能力は絶対ありますし、またG1を勝てると思います。 -京都の2200メートルについては 中山でG1を勝ったのが右回りで、京都も右回りだし、向正面も最後の直線も長いし、レガレイラにとってちょうどいい競馬場です。 -現時点のレースプランは いつも通りスタートは大事。ミドルポジションぐらいで乗りたいですね。スムーズな競馬ができれば、最後はよく走れると思います。 -エリザベス女王杯で過去3勝を挙げているが、勝つためのポイントは 一番強い馬が必要です(笑い)。 -過去に勝った3頭(リトルアマポーラ、ラッキーライラック、ブレイディヴェーグ)と比べてレガレイラのポテンシャルは レガレイラのポテンシャルはとっても高いですね。ブレイディヴェーグと一緒ぐらい。前走の最後の300メートルはとても速かったです。今年はちょっとアンラッキーでした。ダービーは牡馬と対戦してスローペースで5着。ローズSは外枠で5着。両方のレースともすごくいい感じでした。だから今回、いいレースを期待しています。 -最後にレースの抱負を レガレイラは大きなチャンスがあるので、みなさん応援してください。いい結果を出せると思います。